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照れくさいけど伝えたい気持ち
あなたは日頃、だれかに自分の気持ちや感謝を伝えていますか?
「照れくさいけど自分の想いを伝えたいな」
「ありがとうって言いたいけど、どうやって伝えよう」
たった一言の「ありがとう」でも、照れくさくて相手に直接伝えることって難しいですよね。
普段会えない距離にいる人だったら、なおさら伝える機会も少ないでしょう。
今回は、そんなあなたにぴったりのサービス、「Lovestagram」をご紹介します。
「Lovestagram」でどうやって想いを伝えるの?
出典:http://lovestagram.com
「Lovestagram」とは、ピックアップした何枚かの写真にメッセージを添え、メールで相手に送信するという単純なサービスです。
しかし、この裏には、メッセージを送る側・送られる側の両方のユーザーの心を掴むある秘密が隠されています。
「Lovestagram」というアプリの名前から既にお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。このアプリは、子供から大人まで世界的に人気のある「Instagram」と連携させて利用するサービスなんです。
まず、サービスの利用を開始する際のトップページへ行くと、
「Who’s your special someone?(あなたの特別な人は誰?)」という一文が現れます。
そこに、自分の気持ちを伝えたい相手の名前を入力します。
そして次の画面に移動するとInstagramとの連携が終わります。
すると、メッセージを送りたい相手と自分だけの思い出の写真や、共通の写真が数枚ピックアップされ、一枚のメッセージカードになって現れる仕組みになっています。
この写真の選定の基準は、お互いが「いいね」のボタンを押したものや、コメントを残したものの中から選ばれているようです。サービスの特性上、メッセージを送られる相手もInstagramを利用していることが条件になります。
2人だけの思い出のシーンや、一緒に見た景色の写真など、どんな写真がメッセージカードに選ばれるのかわくわくしますよね。
もしかしたら、2人も忘れていたようなずっと昔の写真だったら、それをきっかけにまた関係が深まるかもしれません。もし、共通の趣味の写真が選ばれたら会話が盛り上がって楽しいですね。
メッセージを受け取る側も、思い出の写真に相手の気持ちが添えられて送られてきたら、とても嬉しく、心温まるでしょう。
では、ひとをこんなにドキドキ・わくわくさせる「Lovestagram」を思いついたのは誰なのでしょうか?
「Lovestagram」を思いついたのは「Instagram」共同設立者のガールフレンド!
出典:techcrunch.com
実は、この「Lovestagram」を考案し、実際にサービスとしてアプリケーションを開発したのは「Instagram」共同設立者のMike Krieger(マイク・クリーガー)氏のガールフレンド、Kaitlyn Trigger(ケイトリン・トリガー)氏なんです。
驚くところはそれだけではありません。Trigger氏はもともと会社でマーケティングの仕事をしていたため、プログラミングの経験など全くありませんでした。
そんなプログラミング初心者のTrigger氏は、たったの3ヶ月というスピードでプログラミングを自分のものにしたのです。ボーイフレンドのKrieger氏の力を一切借りていないのは、驚きですね。
ではなぜ、彼女は誰の手も借りずにプログラミングを習得し、アプリの開発をしたのでしょうか。
「すること」ではなく「その目的」が人を動かす
出典:www.wmagazine.com
どうしてTrigger氏は、今まで触れたことのないプログラミングを独学で始め、たった3ヶ月でアプリの開発を成功させることができたのでしょうか?
そこにはある目的がありました。
それは、いつもパソコンに向かって仕事をしているボーイフレンドKrieger氏がしていることをもっと知ってみたい、同じことについて語りたい、というもの。
そして、最後にボーイフレンドへのサプライズとしてアプリを開発するに至ったようです。とても女の子らしい可愛い動機から、彼女は大きなプロジェクトを成功させたのですね。
無論、人並みの努力では短期間でアプリの開発とリリースまでには至りません。考えてみてください。もし、ただ「プログラミングを勉強すること」だけが目的だったとしたら、どのような結末になっていたでしょうか?
アプリを開発できていたとしても、もっと長い時間がかかっていたかもしれません。
心の隅に常に「目的」を
プログラミングを勉強する前に目的を見出し、そこに向かって熱を注ぎ込んだTrigger氏。
ただ単に物事を行うのではなく、その先にどんな目的があるのかを明確にすることが、何かに取り組む際で重要だということがわかります。
目の前にある「課題」をこなそうとすると、そればかりが目に見えてしまいがちです。ですが、いったん立ち止まって「どうしてそれをしているのか、なにがゴールにあるのか」を考えてみることも必要かもしれません。
「Lovestagram」開発の背景から、そういった部分を感じ取っていただければと思います。