女性の社会進出が声だかに叫ばれて久しいですが、女性のキャリアアップや起業や経営に関して、具体的にどうしたらよいかというがわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は実際に創業して成功したDeNAの南場智子氏にフォーカスを当て、起業することの意義を学びたいと思います。
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人の役にたつ商売をしたいとDeNAを設立
”企画した事業で、自ら製品やサービスを生み出し、人に役立つ商売をやり倒したい。”
(http://case.dreamgate.gr.jp/mbl_t/id=965より抜粋)
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンでパートナーにまで上り詰めた南場氏は、当時最先端のインターネットビジネスであったインターネットオークションの会社としてDeNAを設立しました。
負けずぎらいを自負する南場氏の原点はこういった「自分でもできる」と信じる強さが根源にあるのかもしれません。
大赤字という暗いトンネルをくぐり抜けたタフさ
しかし1999年に立ち上げたDeNAはヤフーオークションに溝をあけられ、4年間赤字に苦しみました。
"1999、2000、2001、2002と大赤字ですから よく途中であきらめなかったね、というか、本当によく自殺しなかったねって言われました。"
(http://www.teny.co.jp/nface/20090129.htmlより抜粋)
しかし彼女のタフさは、その厳しい現実に挫けるのではなく、かならず自分たちの会社のサービスを待ち続ける人がいるというのを信じ続けたことです。
"ナンバーワンになるために、どうすればいいのか。勝負する土俵をモバイルにシフトしよう。そう決めて立ち上げたのが、「モバオク」です。"
(http://case.dreamgate.gr.jp/mbl_t/id=965より抜粋)
オークションサイトとしてはYahoo!に負け、ショッピングサイトでも楽天がいるという苦しい状況の中で、パソコンというフィールドで勝負するのではなく、モバイルというフィールドに市場を求めるといういわばコペルニクス的転換をします。
2003年に黒字化してからは、モバイル市場での事業が大ヒットして、2006年のモバゲータウンや、2009年にソーシャルゲームがヒットするなど、DeNAの躍進は続きます。
顧客のニーズをとらえるマーケティングの力
"私たちは、常に時代の変化をとらえ、お客さまのニーズに耳を傾けながら、特定の市場やデバイスに拘泥することなく、自由に挑戦し、右肩上がりの成長を続けてきました。"
(http://case.dreamgate.gr.jp/mbl_t/id=965より抜粋)
南場氏が事業を続けられたのは、上述の南場氏の言葉からもわかるように顧客のニーズや需要を拾い、自分たちのサービスを待っている人たちがいるという確信を持ち続けられたからこそだと思います。
まとめ
女性が起業を決断するのは、なかなか難しいことです。
「家庭との両立はできるのか」「情報をどうやって収集しようか」
いろいろと悩んでしまうこともあると思います。
しかし、自分のアイディアを信じ、市場や顧客を分析することを信じて行えば、南場氏のように最後には成功できるのではないかと思います。
ぜひ参考にしてください。
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