事業成長の"鍵"とは?
学生起業支援の難しさ
今まで取り組んできたことは、主に踏み出すところを支援するプログラムを作ってきました。
その部分に関しては、今まで経験してきたノウハウがそのまま適応することが出来たので、割と上手く立ち上がることが出来たのではないかと思います。
しかし、これからの課題として残っているのが、生み出したばかりの起業家が事業を継続してスケールさせていくような事業を作っていくというのが次のステップになるのです。
踏み出したところから、例えばベンチャーキャピタルなどが応援するレベルまで達するというにも一定の距離があります。
そのため、距離を繋ぐようなことがこれから求められると思います。
世間に認知された要因
ありがたいことに創業当時からワールドビジネスサテライトやNHKなど様々なメディアの方に取り上げていただいていることがありまして、世間に認知されました。
背景としては、凄くマーケットは小さいけれどもオンリー1でなおかつナンバー1のサービスを立ち上げる注力してきたことではないかと思っております。
そして、このマーケット環境がたまたま「これから起業をどんどんやっていこう」、「開業率5%だったところから10%に引き上げていこう」という現在の政府の方針と一致していたため、市場のトレンドと合って且つオンリー1でナンバー1であったというのが、世間に認知された要因だと思います。
事業拡大に必要なこと
一番の鍵は、お客様の視点に立ち切ってお客様が求めるサービスを作りきることであると思います。
そしてそれがどこまで突き詰められるかだと思います。
何故かというと、ファイナンスでいうと知識の有無とかではなく、本当にいいサービスと本当に良いプロダクトを作っていれば投資家さんが寄ってくるはずであり、私は実際に投資家さんが寄ってきてくれました。
投資家さん側も良い企業さんを探し続けているので、まずは良いプロダクト・良いサービス、そしてお客様の視点に立ってお客様が求めるサービスを作りきれることが前提になります。
そうであればお金も付いてきますし、マーケティングや営業努力をしなくても口コミが広がるはずです。
そのため本当に必要なのは、お客様の立場に立てるくらいユーザーへのインタビューを行ってお客様の視点になりきって自分自身がサービスを開発できることが一番です。
私の経験からいうと、最初はその点が甘かったということを痛感しています。
それをもっと前倒しでお客様の視点に立ち切ってサービスを磨き続けることをスピーディーにやっていると、よりスピーディーに立ち上がったとは思います。