独立、起業を行う事自体は意外と簡単な事ですが、実際独立や起業を行った後が大変で、想像以上の不安や苦労が付きまといます。
今回は「2014年度新規開業実態調査」の内容を元に、独立・起業時の不安や苦労をまとめました。
是非参考にしてみて下さい。
①販路の開拓
販路の開拓はどんな優良企業であっても抱える課題です。
特に独立・起業間近の会社であると、信頼が低いため、開拓がうまくいかないことも多いでしょう。
良いアイディアや技術、サービスは持っているが、なかなか販路や顧客が開拓できないとうケースは実際かなりあります。
営業もブランド力に頼らないスタイルが必要になってくるので、かつての営業力が通用しない場合もあるのです。
②資金繰り
資金繰りも独立・起業間近の会社であると、信用が十分にないので難しい点です。
銀行や公的機関などもなかなか資金援助をしてくれない場合が多く、ある程度貯蓄などがないと後々大変になります。
ただ最近は起業家に対しての援助制度なども整っているので、今後の資金繰りは少しずつ行いやすくなるかもしれません。
③従業員の確保
事業や会社がある程度の規模になると、従業員が確実に必要になってきます。
ただ従業員を雇うには法律上のルールも勉強しなくてはなりません。
また従業員を雇うと給料が発生し、事業が軌道に乗っていないと身を圧迫する原因ともなります。
個人事業として行っていたときは金銭的に安定していたが、従業員を雇い始めたら資金難になったというケースも多いです。
有能な人材をどれだけ安価で確保できるかが課題になってくるでしょう。
④財務・税務・法務の知識不足
独立や起業を行うと、財務、税務、法務などの業務が発生します。
こういった業務は専門性が強いので、独立、起業したはいいが、チンプンカンプンで訳が分からず悩む方が多いです。
税理士などの専門家もいますので、すべて完全に理解する必要はありませんが、最低限の知識は経営者にも必要です。
こういった知識の勉強が独立、起業する上で大変な所の一つです。
⑤人材育成
企業を繁栄させるに人材の力は非常に重要で、特に小規模な会社ほど人材の力は大切になってきます。
ただ人材育成は長く社会経験を積んだ方や育成の専門家でも難しいものです。
学生や社会経験・ビジネス経験の少ない若手起業家だと難しくなり、頭を悩ます方も多いです。
この様なことが独立・起業時に感じる不安や苦労として良く挙げられる点です。
いずれも独立、企業時にはなかなか切り離せない課題ですので、事前に対策などを考え、身構えておくと良いかと思います。