本日は、アメリカ発プライベートタクシーシェアベンチャー、Uberの創業者であり現CEOであるTravis Kalanick氏をご紹介します。
Uberはアプリを使用してプライベートドライバーをタクシーのように利用するサービスで、現在45カ国、128都市で運営、企業価値は180億ドル達成の成長企業。
創業者であるKalanickは魅力的な風貌と有能な若手実業家として各誌に取り上げられている実業家の一人ですが、破産経験、同社や本人批評も多いことでも有名です。

キャリア

ロサンゼルス郊外にエンジニアの父と地元新聞社に務める母の元で生まれ育ったKalanickはUCLAに入学しコンピューターエンジニアを目指します。
そして在学中に大学の友人とFile共有サービスScourを立ち上げ、軌道に乗り始めた1998年には、Scourに集中するため、大学を中退します。
その後数百万のユーザーを持つ人気サービスに成長しますが、エンターテイメント業界から2500億ドルの莫大な賠償金で訴えられ、最終的には2000年に同社の破産申請を余儀なくされます。
その後Red Swooshの立ち上げを経て、2009年にはタクシーシェアサービス会社Uberを立ち上げCEOとして活躍しています。

突き進む精神力

Uberは個人ドライバーと個別契約し個人間で顧客輸送業務を行うため、タクシー業界からは異端児として扱われ強い反発、批判があります。
Kalanickの従来のタクシー業界を次のように言っています。

「汚職だらけで意味のない規則が多く存在するんだ。事前に何か申請をしようとしても全く太刀打ちできない。」

(brainyquote.com抜粋)
あえて保守的な難しい業界に得意のITテクノロジーで飛び込み、常識を破り何事にも負けず挑戦を続け、結果会社は成長し続けています。
実業家としてKalanickは

「私はいつも限界に挑戦しようとしている。ペダルを前回に踏み込んでいるんだ」

(brainyquote.com抜粋)
と言います。
現在では5万人の個人ドライバーと契約し、職を提供しています。起業家として、実業家として会社を立ち上げることには大きな苦労とリスクを伴いますが、Kalanickは決して屈しません。
破産を余儀なくされたScour後に立ち上げたRed Swooshについて、

「Red Swooshを立ち上げた理由はScourを訴えた奴らを見返すためだ。Scourを訴え、その莫大な賠償金と酷似したテクノロジーで顧客を取られた。それを取り返すためだよ。これはリベンジビジネスなんだ』

(new york times記事抜粋)

まとめ

数々の失敗や苦労をバネにし、世間の逆風を受けながらも強気に前進を続けていくKalanick氏。
彼の生き方は非常に参考になるのではないでしょうか。
Kalanick氏、そしてUberの今後の展開に注目したいところです。
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