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上司「4Pを考えてみようか」
出典:www.photo-ac.com
お昼過ぎのマーケティング戦略会議、新商品を販売するためにSTP分析をした後に上司が放った言葉
「じゃあ次は4Pを考えることから始めようか」
...4P?
ビジネス用語は知っているかどうかで、ミーティング内容の頭の入り具合が変わっていきます。そのような機会損失を防ぐためにこの記事でマーケティング用語の基礎用語をおさえておきましょう。
4Pとは
起業tv編集部作成
4Pとは、マーケティング戦略の立案・実行の際の指針となる、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の4つの単語の頭文字をとったものです。4Pは、マーケティングミックスと呼ばれるマーケティング理論の中の代表的なフレームワークの1つです。
マーケティング戦略において、STP分析の後に行われることが多い4Pの中身を紹介します。
4Pを実際に使ってみる
出典:www.photo-ac.com
それでは、実際に4Pを使っていきながら、どのようなことを考えていくのか確認してみましょう。今回は、飲料メーカーが新製品を開発すると仮定します。
STP分析の結果、「6〜10歳の少年少女」にターゲットが決定しました。次に販売する商品に関して考えていきます。ここで、4Pの出番です。
product(製品)
起業tv編集部作成
まずはProduct(製品)、どのような製品を作り出すかを考えていきます。自社がターゲットにしている層に強みを持った製品を作り、その製品の分析もここで行います。
「6〜10歳の少年少女」というターゲットの元、飲料メーカーというリソースを生かし、未成年でも飲むことのできる子供向けビールを売ることにしましょう。
price(価格)
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次に、販売する商品の価格を考えていきます。ここでは、駄菓子で小学生が買うことのできる値段50〜100円という価格設定にしましょう。
place(流通)
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価格を決めましたら、次にどこで販売するかを決めます。また、流通方法もここで考えていきます。
自社HP(toB)での販売や駄菓子屋(toC)に卸してばら売りしていく販売方法を策定します。
promotion(販売促進)
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最後に、どのように顧客に認知してもらうのかを決定します。「6〜10歳の少年少女」というターゲットですので、ここではTVCMを低学年齢層対象にしているアニメの時間帯で放映することにしましょう。
いかがでしょうか。このように4Pに従って考えていくことで、商品を売るための基本的決定事項が完成していきます。
次に4Pの注意事項をみていきます。