> > > SWOT分析とは?様々なシーンで応用できるフレームワークの使い方とポイント
トレンドニュース

トレンドニュース

SWOT分析とは?様々なシーンで応用できるフレームワークの使い方とポイント

SWOT分析は様々なことに使える?

gatag-00001089

出典:01.gatag.net

SWOT分析は広く浸透している言葉になってきました。SWOT分析はハーバード・ビジネス・スクールで用いられ、スタンフォード研究所が発展させた歴史の深い経営分析フレームワークです。

 

最近では就活や恋愛にも応用されることがあります。実際、SWOT分析はその性質上、ビジネス以外にも応用しやすいフレームワークなのです。今回は、そのSWOT分析について見ていきましょう。

 

SWOT分析とは-内部環境と外部環境を分析する-

2017-06-26 (3)

SWOT分析は自分や会社の置かれている状況を、内部資源(強み・弱み)外部資源(機会・脅威)の4項目に分けて分析するフレームワークです。

 

4項目についてはあとで解説していきますが、見ての通りビジネスに限定されるような要素がありません。そのため、先ほど述べたように様々な場面で応用されています。

 

さて、この項では3つのSWOT分析のキーポイントを伝えておきましょう。

 

キーポイント① 目標を決めてから行う

SWOT分析に限定される話ではありませんが、分析を実行する前に、なぜその分析を行うのかを明確にしておきましょう。

 

フレームワークによる分析は、多くの状況で使える反面、抽象化された部分が大部分を占めます。そのため、目標を明確にしないままに実行してしまったフレームワークは、戦略策定には使いにくい結果に導かれてしまうかもしれません。

 

キーポイント② 誰にとってのSWOTなのか、はっきりさせる

誰の視点でそのSWOT分析を行うのか、主語を明確にしましょう。

SWOT分析の4項目のうち、外部資源にあたる機会と脅威は主語によって変わってきてしまいます。

 

例えば、最近可決された民泊のための法律「住宅宿泊事業法」。これは民泊プラットフォームのAirbnbにとっては機会にあたりますが、ホテルや旅館にとっては脅威となってしまいます。

 

チームで分析を行う場合には特に気を付けておかなければならないポイントです。

 

キーポイント③ MECEにこだわりすぎない

Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive(MECE、いわゆる「モレなく、ダブりなく」というロジカルシンキング手法があります。これも有名な概念なのでご存知の方は多いかもしれません。

 

SWOT分析もその構造はMECEの発想に近いものになっています。環境を内部と外部に分け、それぞれを自分にとってプラスかマイナスかに区分しているのですから、構造上はMECEです。

 

しかし、実際に分析を行う上ではMECEの発想を必要以上に重視する必要はありません。なぜなら、SWOT分析の目標は戦略を策定する助けることだからです。言ってしまえば、代表的な強み、弱み、機会、脅威が出揃えばそれで十分なのです。

 

SWOT分析以外のフレームワークにおいても、MECEにこだわる過ぎると分析にかかるコストが大きくなってしまうので注意しましょう。

 

3つのキーポイントを説明したところで、次からはいよいよ内部環境、外部環境、そして戦略策定のためのクロスSWOT分析を見ていきます。

 

内部環境StrengthとWeakness

2017-06-26 (4)

SWOTのSとW,内部環境は強み(Strength)と弱み(Weakness)に分かれます。

この2つは相対的なものであることを忘れないようにしましょう。

 

Strength-強み-

自社の強みを考えます。ここでいう強みとは、競合に対して優位にあるという意味での強みです。自分の中では強みであっても、競合に負けていてはその市場における強みであるとは言えません。

 

Weakness-弱み-

自社の弱みを考えます。競合にたいして劣っている点のことを指します。StrengthとWeaknessに関しては、価格やチャネルなど、いくつかの項目をまとめて表にしておき、自社と競合たちを順番に比べていけば効率がいいでしょう。

 

外部環境OpportunityとThreat

2017-06-26 (6)

SWOTのOとT、外部環境は機会(Opportunity)と脅威(Threat)に分かれます。

この2つは基本的に自社ではコントロールができないもののことを指します。

 

Opportunity-機会-

自社にとってプラスになる環境の変化です。自社に有利な法改正や技術革新などを見つけます。注意ですが、SWOT分析でいう機会は、必ずプラスに結びつくものを指すわけではありません。上手く利用すれば自社にとって有利に働く環境の変化のことを指すのです。

 

Threat-脅威-

最後は、自社にとって不利になる環境の変化です。こちらも機会と同じように必ずしもマイナスになるわけではないという点に気をつけてください。外部環境は一般的にマクロ環境、ミクロ環境に分かれます。それぞれの視点からSWOT分析を行いましょう。

 

 

クロスSWOT分析とは-内部と外部を結びつける-

2017-06-26 (7)

「SWOT分析は、何のために行っているのか」もちろん覚えていますよね?

 

SWOT分析は有効な戦略の策定のために行います。S/W/O/Tをそれぞれ分析しただけでは、たいした戦略は出来上がりません。次にやるべきことは、S/WとO/Tを結びつけること、すなわち、クロスSWOT分析です。

 

クロスSWOT分析の説明をする前に、先ほどは紹介しなかった4つ目のキーポイントを紹介しましょう。

 

キーポイント④ 外部環境(O/T)の分析を先に行う

目標の明確化→外部環境分析→内部環境分析→クロスSWOT分析→戦略策定という流れが一般的なSWOT分析です。

 

なぜ、SWOT分析では、内部よりも外部の分析を先に行うのでしょうか?1つの答えは、経営戦略をたてるうえでは「変化」に着目する必要があるからです。そのため、環境の変化を先に見ておくことが推奨されるのです。

 

また、内部資源は自分たちのコントロールが効くのに対して、外部資源はコントロールが効きません。まずは自分たちの力では動かせないものを確定させてから、その対処に利用できる資源を考える方が効率的なSWOT分析となります。

 

クロスSWOT分析

2017-06-26 (7)

クロスSWOT分析はその名の通り、S/WとO/Tをクロスする、マトリックスの形にする手法です。すなわち、SWOT分析による戦略の志向は4つ出てくることになります。

 

強み×機会 (Strength×Opportunity

自社の強みを使って、機会を最大限に活かす戦略です。もっとも攻撃的で、成長が見込める戦略志向であるため、積極的にこのタイプの戦略を取りたいものです。特に、ベンチャー企業が狙うべき戦略志向であると考えられるでしょう。

 

強み×脅威 (Strength×Threat

強みによって、脅威による不利益を避ける、できるなら機会にまで変えてしまうような戦略がこのタイプです。たとえ、自社にとって不利な状況でも、自らの強みを活かして生き残れる企業こそ、強い企業であると言えるでしょう。

 

弱み×機会 (Weakness×Opportunity

自社の弱みのためにせっかくの機会を逃してしまわないようにする戦略志向です。どのような形でその弱みを補強・補填するのかを考えます。資源の少ないベンチャー企業が安定して生き残っていくためにはぜひ考えてほしい戦略志向です。

 

弱み×脅威 (Weakness×Threat

弱みによって、脅威による不利益が大きくなることを避ける戦略です。この戦略に失敗すると、企業にとっては大打撃、最悪の場合、倒産もありえます。そのため、すべての企業、経営者が常に気にしておくべき戦略志向であると言えるでしょう。

 

変化・適応できない者に、生き残る資格はないのです。

 

SWOT分析で戦略を考えよう

no-translate-detected_1098-344

出典:jp.freepik.com/free-photo

自分の外と内を結び付ける分析ツール、SWOT分析。単純明快で、さまざまな状況に適応可能なSWOT分析ですが、それゆえに大変奥深い分析手段であるともいえます。

 

ぜひ、SWOT分析を使いこなして、有効な戦略を導き出せるようになりましょう。

株式会社アントレプレナーファクトリー
インターン

Tomoaki Omi

立命館大学経営学部所属。様々なことに興味を持つが、割とすぐに飽きる。最近チームで結果を出すことの嬉しさを知った。

このオーサーに問い合わせする