エンジニアを目指す方へ

システムエンジニアはコンピュータ関係の専門学校や高等専門学を卒業した人や理数系の大学を卒業した人が多くいますが、文系の大学を卒業してシステムエンジニアになった人も少なくありません。
システムエンジニアに必要な知識は実務をしながら身つけることが可能なため、コンピュータなどのIT関連に興味があり、やる気があれば誰でも目指すことができます。
今回は、そんなエンジニアを目指す方に向けて、エンジニアに必要な能力や給料、プログラミングを始めるタイミングについてまとめました。

エンジニアとは?

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出典:www.flexjobs.com
エンジニアとは、一言で言えば「技術者」を指し、その範囲は機械・電気・土木・建築など様々です。
ここではその中でも、システムエンジニア(SE)について見ていきたいと思います。
システムエンジニアは、情報システムの設計、構築、運用に従事する職を指しています。日本では企業情報システムの開発に携わるものだと解釈されています。
「プログラマ」と混同されがちであり、その線引は企業やプロジェクトによって異なりますが、プログラマはシステムの構築のみを担当する職のことを言います。
一方システムエンジニアは、開発フェーズのなかで“上流工程”と呼ばれる部分を担うことが一般的です。

エンジニアに必要な能力とは

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出典:www.bls.gov
ここで、エンジニアにとって必要な能力やスキルについて見てみましょう。
◯IT関連の知識
◯情報収集力
◯論理的思考力
◯コミュニケーション能力
◯体力

これはもちろんのことですが、エンジニアはコンピュータを扱う職種なだけにコンピュータやIT関連の知識は必須です。
IT関連の進歩のサイクルは非常に早いため、それに追いつけるだけの情報収集力も重要です。

また、論理的思考力が身についているかも非常に重要だと言えます。問題や課題を解決する際に、結果的に解決できなかったとしても諦めずに最後まで考え続けることができるかがキーとなります。
「脳に汗をかく」
そういった経験を今までしたことがある人や、それが心地いいと思える人はシステムエンジニアに向いていると言えます。
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出典:moterennai.com
ところで、エンジニアは会社に座りっぱなしでコンピュータ作業をしているイメージを持っている方はいませんか?
実は、システムエンジニアの仕事は、クライアントから要件を拾い出し、その要望に対して忠実にシステムを設計していくというものです。
誰もがみな、エンジニアと同じようにコンピュータやITの知識を持っているわけではありません。
そういった場面に遭遇した時には、わかりやすい説明をしながら、根気よく相手の要望を聞きだすコミュニケーション能力はなくてはならないものなのです。
また、ソフトウェア開発などはチームで行うことがほとんどであるため、チーム内のコミュニケーションも大切です。
気をつけるべきなのは、「いかに相手に伝わるように話すことができるか」だといえるでしょう。

そして最後にものをいうのはやはり「体力」です。
ソフトウェア、システム開発には必ず納期があるため、納期間際は残業や徹夜を行うこともあります。
システムエンジニアは開発責任者でもあるため、休んでしまうと仕事が止まってしまう可能性もあります。そのため、システムエンジニアには日々の健康管理や体力にも人一倍気を配らなければならないのです。

エンジニアの給料は?

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出典:zeendo.com
2014年のデータを「年収ラボ」で見てみました。
そのデータによれば、システムエンジニアの平均年齢は36.2歳であり、平均年収(男女)は542万円だそうです。
そしてやはり男性の割合の方が高く、81.3%。そして、女性の割合は18.7%となっています。
また、年収に関しては、男性の平均年収は556万円であるのに対して、女性の場合年収は下がり、482万円となります。

システムエンジニアになるには特別な資格はありません。ただし、スキルアップや企業内地位のアップのため各種資格は色々あるため、システムエンジニアは全体的に勉強熱心な方が多いようです。

また、システムエンジニアは全体的に労働時間が長いとされています。特に、優秀なエンジニアであったり、プロジェクトマネージャーであれば残業は多くなると言われています。

プログラミングは世界共通語となるため、どの国で行っても同じであるので、SEやプログラマーの雇用は世界的に広がっています。世界的に見ると、日本のSEの収入はまだまだ高い水準にあり、中国では日本の1/4、ベトナムでは1/10程度しかもらえないようです。

しかし、現在はプログラマーやシステムエンジニアの数が圧倒的に少なく、どの企業も採用に力を入れています。そのため、今後、給与に関してはどう変化していくのかが気になるところです。

プログラミングを始める時期は?

先ほどもお伝えしたように、専門学校や理系の大学を卒業した人がやるものだというイメージがあるプログラミングですが、最近では文系でも、さらに言うなら子供の頃から始めている人も増えてきました。
その気になる「プログラミングを始める時期」について、起業tvのこれまでのCTOの方々へのインタビューからまとめてみました。

トレタ・増井雄一郎CTO

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出典:kigyotv.jp
”優秀なエンジニアでも、大学は理系だったけれども社会人になってからプログラミングが面白くなって、のめりこんでやっているという人もいたりするので、いつ始めるというのはあまり大事ではないと思います。
ですが、やはり始めてから1年間ぐらいはどっぷりのめりこむ時間があるということが大事だと思っています。
いつ始めるかというよりもどれぐらい深くのめりこむ時間がるかが大事なので、そういう意味では学生の方が時間があるのでどっぷりのめりこみやすいとは思います。”
◯インタビューはこちら
トレタ・増井雄一郎CTO:飲食店の予約台帳アプリ「TORETA」、継続率99%の背景にある顧客志向【前編】
トレタ・増井雄一郎CTO:CTOに必要なスキルは”プレゼンテーション能力”【後半】

スターフェスティバル・加藤彰宏CTO

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出典:kigyotv.jp
”プログラミング自体は、社会に出てから初めて触るような状態でした。
で、未経験のまま1社目、SIer(システムインテグレーションを行う業者)に入ったんですが、そこで研修を通じて面白いなと思い、どんどん深みにはまっていきました。”
◯インタビューはこちら
スターフェスティバル・加藤彰宏CTOが語る、デリバリー型社員食堂「シャショクル」が生まれた背景【前編】
スターフェスティバル・加藤彰宏CTOが実践した「開発優先順位の見える化」とは?【後編】

いかがでしたか?
システムエンジニアについて理解できたでしょうか。
「今からでは少し遅いかも」逆に、「早すぎるかも」という不安を抱えている方も、何の心配もいりません。
興味とやる気さえあれば、エンジニアになることは可能です。
ぜひ、この記事を参考にして、目標に向かって動き出してみてください。

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