皆さんは1年ほど前に関西に突如現れた、鳥二郎という焼き鳥屋をご存知だろうか。
なんと、全品270円(税別)であり、鳥貴族と内装や看板まで酷似しているのである。
また、次々と鳥貴族の店舗の近くに鳥二郎をオープンしており、鳥貴族を意識しているようにも思える。
あまりも酷似しているため、鳥貴族と間違って鳥二郎に入ってしまったという客もおり、そのことがニュースにもなった。
果たしてこの鳥二郎とは一体何者なのだろうか。
「鳥二郎」とは?
出典:http://www.hideinterone.co.jp
鳥二郎とは、現在100店舗近くの居酒屋を運営している総合外食企業株式会社秀インターワンが運営する焼き鳥屋である。
秀インターワンは鳥二郎を2014年4月に京都でオープンして以来、関西を中心に鳥二郎を既に10店舗以上展開している。
鳥貴族との類似性が囁かれているが、全くの別会社であり関係がない。
鳥二郎と鳥貴族の類似点としてあげられているのは、看板、制服、内装など、多岐にわたる。
秀インターワンが運営する居酒屋はかねてから「他の居酒屋をパクっているのではないか」という指摘があっただけに、これらは意図的(TTP:徹底的にパクれ)であるかのように見える。
ネットの反応と、鳥二郎と鳥貴族の微妙な違い
あまりの類似性に訴えを起こした鳥貴族だが、ネットではどういった反応が寄せられているのだろうか。
”まず、看板そっくり!笑
入ってびっくり店内そのまま!笑
メニューもめちゃくちゃ似てる!笑
これは面白い!”
”ジャンボ焼き鳥鳥二郎は鳥貴族と看板が酷似しているのですが姉妹店ですか?”
つまり、鳥二郎と鳥貴族はかなり酷似しているものと思われる。
そんな中、実際に足を運んでみると以下の4点が鳥貴族との相違点だと感じた。
①鳥二郎は年齢確認が緩い
②鳥二郎は料理の量にばらつきがであり、鳥貴族より多い可能性が高い(定番の軟骨の唐揚げなど、場合によってはかなりの量がある)
③鳥二郎の方が料理の提供時間がかかる
④鳥二郎の方が空いている
鳥二郎は1号店がオープンしてまだ1年ほどしか経過していないため、鳥貴族に比べ規則等が定まっていない印象を受ける。
また、鳥貴族が満席の場合に、鳥二郎に仕方なく入るという客もおり、鳥二郎にはブランド力はまだまだない。
分析
鳥貴族と鳥二郎と外見上はかなり酷似していることがお分りいただけただろう。
鳥二郎は、このTTP(徹底的にパクった)の末、炎上した。
しかしこの炎上は、鳥二郎にとってはむしろ知名度が上がったという点ではプラスであり、特にブランドにこだわりはないであろう顧客獲得にもつながる。
あるいはこうした炎上ビジネスを見込んだ上で、鳥二郎はTTPした可能性もあり、経営戦略は侮れない。
まとめ
極限にまでTTPを行い、鳥貴族の成功方法を真似た鳥二郎。
これが法律的にどこまで許されるのかは怪しいものの、これからの秀インターワンの経営戦略には目が離せない。
さて、ここまで鳥二郎について述べてきましたが、実は私、鳥二郎第一号店のオープンスタッフとして働いておりました(笑)
たくさんの焼き鳥ごちそうさまでした。
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