チームビルディングが大注目!
“チームビルディング”という言葉を耳にしたことはありますか?
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スポーツの世界で使われていましたが、組織マネジメントの手法としても最近注目を集めています。
価値観の異なるメンバーを束ねるのは難しく、時には意思疎通がうまくできなかったことが原因でチームの目標が達成できないことも珍しくありません。そんな時には、バラバラのメンバーを無理やりまとめようと飲み会を開催することすらも逆効果だったりもします。
そんな時に取り入れたいのが“チームビルディング”のマネジメント方法です。
今回は“チームビルディング”についてご紹介します。
チームビルディングの意味
チームビルディングとは、考え方や価値観が異なるメンバーが一つのチームとなり、個々の能力を最大限に発揮しつつ一つのゴールを目指して進んでいくための組織作りやチームマネジメントの手法の一つです。
コーチングやファシリテーションなどと同様に最近注目を集めているマネジメント能力の一つでもあり、社員の研修や管理職の研修にも積極的に取り入れられることが増えています。
チームビルディングの必要性
チームマネジメントの方法には様々な種類や考え方のものがありますが、なぜ今チームビルディングが重要視されているのでしょうか?
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現在の日本社会は、欧米に倣った成果主義や目標管理制度が積極的に導入されてきました。
しかしその結果、一部の突出した能力を持つ人物のみが活躍し、残りの多くの人物は疲弊しており仕事に対する閉塞感を抱えています。厳しい目標設定は社員を追い詰めるだけではなく、結局企業や社会にとっても良くないことだったのだと、連日報道されるニュースや事件を通して私たちは徐々に気づき始めています。
世の中には多くの組織が存在しています。しかし、実際は多くの組織がこのような様々な問題を抱え、組織としてチームとしての力を上手く発揮できていません。だからこそ、今、チームビルディングという考え方を通してチームマネジメントのあり方が見直されているのです。
チームビルディングとして何をすればいいのか
では、具体的にチームビルディングをしていくにはどのようにすれば良いのでしょうか?
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一番効果があるのは、やはり“体験”を共有することです。
社員間の親睦を深めるためのイベントや飲み会などの共通の体験を持つことは、組織やチームの関係性を良くする効果があるので、チームビルディングに最適な方法だと言えるでしょう。ただ、業務時間外の飲み会やイベントは時間の制約があったり、お酒が苦手な社員にとっては新たな悩みを増やしてしまう可能性もあります。
そんな時は、ランチミーティングやチームビルディングを目的に開発された研修プログラムなど、メンバー全員が参加しやすく共有しやすいやり方で実施することが重要です。
特に、チームビルディング研修の中では、メンバーと一緒に困難な課題に挑戦し、行動を振り返って改善点を見つけ、さらに改善点を反映して再挑戦するなどのプロセスが含まれているので、より社員間の結束を固めるには有効です。
チームビルディングは時代の"鍵"
時代の流れと共に、組織マネジメントのあり方や方法も変化してきました。どんなに方法や考え方が変わっても、チームや組織に求められる結束力・団結力の本質は変わりません。
不安定で先を見通すことが困難な社会では、そん不安定な経済環境に耐え、変化を創造していく力が求められています。チームビルディングの考え方を通して、一人一人の力はもちろん、個人の集合体である“チーム”の構築がこれからの企業や社会を担っていくカギになってくのではないでしょうか。