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スポーツ×テクノロジー=無限の可能性
出典:o2o.abeja.asia/
テクノロジーを用いてスポーツをさらに盛り上げるという企業が増えています。例えばサッカー用ウェアラブルデバイス「EAGLE EYE」は選手の行動を可視化してデータサッカーを実現してくれますし、ウェアラブルデバイスとARで実現するテクノスポーツ「HADO」は、11月に世界大会を実施するようです。
このように、スポーツをもっと盛り上げよう、発展させようと「見る、する、支える」様々な観点から新たなビジネスが生まれています。
今回取り上げる企業は、プロサッカー選手の練習風景動画に特化した「サカチャン」を提供するSkyBall株式会社です。
Jリーグ全てのクラブの展開を目指し、事業を急拡大している企業で、プロサッカー選手の練習風景動画というニッチなカテゴリに魅力を感じます。
この記事では、SkyaBall社の目指す新たなスポーツとの接点作りをご紹介します。
プロサッカー選手の練習に特化した動画メディア「サカチャン」
出典:soccer-ch.tv
サカチャンとは、Jリーグのクラブ練習、試合、インタビューなどを扱う動画メディアです。
現在は練習動画が主なコンテンツとなっています。ピックアップ動画だけでも100コンテンツあり、アプリ限定の動画も別に用意されています。
練習動画に特化するという攻めているメディアですね。サッカーファンにとっては、たまらないコンテンツではないでしょうか。
取り扱っているクラブは現在のところ、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、大宮アルディージャ、北海道コンドーレ札幌、セレッソ大阪です。
そして「サカチャン」が他のスポーツメディアと違う点は、プロサッカー選手の練習風景動画を取り扱っているだけではありません。
SkyBall株式会社は、VRを用いた360度全方位動画という新しいコンテンツ制作に取り組んでいるのです。
出典:book.mynavi.jp/
その動画がこちら
中村俊輔選手のフリーキックを壁目線で観ることができます。
ぜひVRを買ってご覧下さい。
このように練習風景動画を通して、SkyBall株式会社は、いつか世界で活躍する子供に学びをとどけたいという想いがあるそうです。
ブラジル代表ネイマール選手は「子供の頃、友だちと一緒にインターネット上のビデオを見て、トリッキーな技を学んだ」と語っています。
サカチャンが新しいスポーツオンライン学習ツールとなり得るのでしょうか。
VR登場によってその場にいなくても擬似体験できる世の中に変わりつつあります。今後の動画メディアのあり方も、ますます変わっていく気がしますね。
「スポーツクラブの良きIT商社になりたい」CEO 熊谷祐二氏
出典:thebridge.jp/
「サカチャン」を提供するSkyBall株式会社を設立したのは、iemoに4人目として参画し、創業期を経験した熊谷祐二氏です。
熊谷氏は、iemoで仕事をしているうちに『ITとスポーツ』に興味を抱くようになります。米国のThe Player’s TritubeやUNINTERRUPTEDなどのWebメディアに触発され、メディア事業の領域で挑戦したいと思ったことが起業のきっかけだと語っています。
また熊谷氏は”スポーツ業界にあらゆるITソリューションを提供していきたいし、クラブだけでは対応しきれないコンテンツを提供し、選手とファンの新たなコミュニケーションの場を作りたい”という想いを秘めているようです。動画メディアだけにとどまらず、その先にあるスポーツとITの組み合わせで生まれる世界を目指しているようです。
スポーツ×テクノロジー
出典:o2o.abeja.asia/
「スポーツ×テクノロジー」のカテゴリはここ数年で盛り上がってきています。
VR観戦、選手のコンディション管理アプリ、スポーツクラウドファンディングなど、多くの企業が様々な角度からテクノロジーを用いて、スポーツの発展を目指しています。
「サカチャン」のVR動画を始め、ウェアラブルやビックデータ、プロジェクションマッピング、AIなど、今後発展していくテクノロジーがスポーツ界に与える影響に注目しましょう。