8月8日、ニュースキュレーションサービスのスマートニュース株式会社は、総額36億円の資金調達に成功した。引受先はAtomico(アトミコ)とグリー株式会社、株式会社ミクシィ、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズの4社と個人投資家等。調達した資金は人材採用や海外拠点の整備、プロモーション活動の強化に充てられる見込み。
スマートニュースはスマートフォン・タブレット向けのニュースアプリ「SmartNews」を運営している。すでに400万ダウンロードを達成し、今回海外VCであるアトミコが出資したことにより、海外市場へ事業を展開しやすい形となっている。会社の設立は2012年6月、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役は鈴木健氏と浜本階成氏である。
今回の資金調達と同時に、スマートニュースはグリー・ミクシィとそれぞれ業務提携を結んでいる。グリーとの提携でモバイルゲームの関連のコンテンツ強化を、ミクシィとの連携でネイティブ広告ネットワークの開発を進める。
キュレーションメディアの多くは広告収入が主であり、いかに多くの人に利用してもらえるか、いかにユーザー体験を損ねないようにするかが重要である。そのための業務強化であり、今後も事業成長を後押しするものだと思う。スマートニュースの今後に注目したい。