企業戦略・組織変革を行う際のフレームワークは必須

出典:gahag.net

企業戦略は間違ってないはずなのになぜか経営がうまくいかない...

全力で改革に取り組んでいるものの、いつまでも結果がついてこない...

これは組織の要素を包括的に捉えることができず、「木を見て森を見ず」状態になっているからです。

そのような時に必要なのが企業戦略にあった組織運営を考える際のフレームワークです。その1つとして7Sモデルがあります。

Sモデルとは?

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7Sモデルとは、組織の全体像と要素間の連携を捉えるために有用なフレームワークです。

 

Sモデルは、組織の要素を以下7つのSで表します。

Strategy(戦略):事業の優位性を保つための強み、事業の方向性。
Structure(組織):組織の形態、部門間の地位。
System(システム):評価・報酬・採用・育成の仕組み、意思決定のプロセス。
Shared Value(価値観):従業員が共通している価値観、長期に渡る組織目標。
Style(スタイル):社風、組織文化。
Skill(スキル):組織全体に備わっている販売力、技術力、マーケティング力などの技術。
Staff(人材):個々の人材の能力。

7つのSの内、

Strategy(戦略)、Structure(組織)、System(システム)の3つをハードの3S(組織の構造に関するもの)、

Shared Value(価値観)、Style(スタイル)、Skill(スキル)、Staff(人材)をソフトの4S(人に関するもの)

といいます。

また、Shared Value(価値観)はハードのSとソフトのSをつなぐものとして重要な位置付けになっています。

さらに、一般的に、ハードの3Sは経営者の意思で短期間に簡単に変更ができますが、ソフトの4Sは社員全体の感性の要素が強いので変更に時間がかかり、難しいと言えるでしょう。

 

7Sモデルを採用した事例

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7Sモデルを採用した事例として、Mipox株式会社を紹介します。

Mipox株式会社は1952年創業の老舗企業でありながら、成長を持続し現在も精密研磨フィルム市場において世界トップシェアを誇っています。

当時、Mipox株式会社は貴重な顧客情報が一元管理されておらず、情報を探すことが最初の仕事になっている状態でした。

そこで情報を一元管理するするためのSystem(システム)を導入しました。

その際に、同社のトップは、従来の情報管理に対する社風や仕事スタイルを変えなければ、いずれ有効活用されなくなると考え、社内コミュニケーションであるSalesforceChatterも同時に導入し、社員同士が情報を共有できるようにしました。

これにより、社員の顧客情報の共有という意識変革が起き、ハード面のみならずソフト面にも働きかけて、成長スピードがアップしました。つまり、System(システム)の変革と同時に、Style(スタイル)の変革も行うことで、さらに成長した事例です。

 

7Sモデルの活用のポイント

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では、実際にどのようにして7Sモデルを活用したらいいのでしょうか。

7Sモデルの活用のポイントを押さえていきます。

優先順位の決定

企業によって問題のあるSは異なってきます。そこで、まずはどのSが問題であるか、優先順位を決めることが重要です。

バランスよくすることが大切

優先順位を決めた後、1つのSに力を入れるのではなく、それ以外のSにも意識しましょう。それぞれのSがバランスよく影響し合っていることが最も重要です。


Sモデルを活用する上での留意点

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7Sモデルを活用する上で、注意点があります。ハードの3Sに目を向け過ぎることです。ハードの3Sは経営者の意思で短期間に簡単に変更ができるので、ついそちらに目が向きがちです。一方で、ソフトの4Sは社員全体の感性の要素が強く、変更に時間がかかり難しいので、後回しになりがちです。しかし、7つのSの視点全てから、理想と現実のギャップを洗い出し、改善することが大切です。

 

総評

7つのSをフレームワークとして活用する上で、ハードの3Sとソフトの4S、どちらの視点からもバランス良く改善することが大切です。何かうまくいってないと感じている場合、7つのSのどれかに問題があるのかもしれません。7つのSを上手に活用することで、企業戦略がスムーズになり、組織変革が上手くいく手助けになるでしょう。ぜひ7Sモデルをフレームワークとして活用してみてください。

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