こんな広報の常識はもはや通用しない/プレスリリースは5W1Hで書く

読み手の心を動かすプレスリリース(00:08~)

プレスリリースは第3者視点で5W1Hを意識しながら客観的な事実を淡々と説明するとよく言われますが、こんな常識はもはや通用しません。文章は下手でも良いのではないかと思います。本来はタブーとされていますが、開発現場の熱い思いを伝えても良いと思います。
プレスリリースには商品(サービス)に対する思いや愛情は必要ないと言われますが、むしろこの思いを伝える方が良いと思います。なぜこの商品(サービス)が必要なのか、熱く語る文面が読み手の心を動かすのです。ある記者は「PR会社の人が作るプレスリリースはひと目でわかることが多い」と言います。文章がとても上手く、わかりやすい。タイトルもインパクトがあり、目を引くが、そこには人の血が通っていない。人の血が通っていないものには心を動かされない、こう話していました。プレスリリースにタブーとされていたことをリリースに付け加える方が読み手の心を動かすと思います。

人の心を動かす裏ワザ(04:10~)

・先に資料を渡さない
資料を先に渡すと、メディアの方は資料を目で追いながら話を聞くことになります。特にテレビ局はどういう絵を撮れるのか頭のなかで浮かばないと採用されません。人は視線を下に落とすと、想像力がなかなか膨らみません。よって先に資料を渡さないのです。目と目を合わせながら説明することが必要だと思います。資料は話が終わった後に渡せば良いのです。
・80%程度で提案する
ストーリーの最後の落としどころをどうしたら良いのかわからない、と相手(メディア)へ委ねてみるのです。そうするとアドバイスをもらえることもあります。メディアの担当者は企画会議で自身の企画を提案します。この会議で通らなければ取り上げられることはありません。メディアの担当者の自分の企画という意識がなければ、プレゼンに熱が入りません。人からもらった企画では熱が入りません。「あなたの企画」ということにするために、敢えて80%で持って行くのです。
・あなただけよ作戦
メディアが興味を持つプレスリリースは未完成=書きかけのリリースです。つまり、未発表ということです。未発表のネタをメディアの担当者へ見せると、きっと心が動くと思います。
・メディアからの問い合わせにはゼロ回答しない
自社には協力できるネタがなくとも、ゼロ回答はしません。ネタがなくともあると答えます。メディアが求めるネタを作れば良いのです。こうすれば確実に取り上げられます。どうしてもネタが作れない時はネタを提供できる会社を紹介するのも一つの方法です。

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