4月2日、株式会社Nagisaが株式会社Donutsから資金調達を行った。この資金は、両者のノウハウやリソースの相乗効果を生み出すことに充てられる見込み。
ライターの視点
株式会社Nagisaは、主にスマートフォンアプリを開発している会社です。とは言っても、スマートフォンアプリを作っている会社は沢山存在します。
そういった会社とどのように違っているのかというと、実用的かつユニークなアプリが多いという点です。
同社の経営理念は「構想はいつも、実現を待っている」となっており、これを基にし、世の中に革新的で面白く、実用性の高いサービスの構想と実現を繰り返すことを通じて、新しい価値を生み出しているというわけです。
また、Nagisaのサービス企画・デザイン・開発においては、”ユーザーが本当に欲しているのか”という原点に何度も立ち返ります。判断に迷った時は、ユーザーインタビューなどを繰り返しながら、何度もブラッシュアップを続けているそうです。
さらに、長く使われるサービスを作るということを重視し、一定の規模のユーザー数が見込まれ、DAU(Daily Active User:1日あたりのユーザー数)が高い水準で保たれるサービスは、領域を定めず繰り返し”構想”と”実現”を繰り返していくのがNagisaのスタイルです。
”Nagisaではサービスを構想するにあたって、「面白いか」「革新的か」「実用性が高いか」という3つの軸を大切にしています。その切り口でサービスを実現すると、自然と多くの人に使われ、人々の生活的が豊かになったり、幸せを感じてくれる。そこから、最大限マネタイズをしていこうという想いを持っています”
このように、自己満足で終わるのではなく、ユーザーの事を第一に考えたゆまぬ努力を行うという姿勢に、自然とユーザーがついてきているのではないでしょうか。
Nagisaは、2014年の5月に続き、Donutsから2回目の追加増資となります。Donutsが二度の出資を行ったのは、Nagisaのスマートフォンアプリマーケティングのノウハウが非常に優れている点を評価したためです。
今後はDonutsの10秒動画コミュニティアプリ「MixChannel」との連携を予定しているなどその相乗効果が期待されます。
これからも、世の中に実用的でユニークなアプリを生み出していってくれることでしょう。
事業概要
Nagisaは『構想はいつも、実現を待っている。』を経営理念とし、革新的で、実用性が高く、面白いサービスを構想しては実現を繰り返す創造集団である。
2010年5月の設立以降、スマートフォン領域において、アプリケーションのメディア事業、およびアドテクノロジー事業を展開している。
これまでの累計DL数は1,500万DLを突破し、2015年3月の単月の新規ユーザー数は300万以上にのぼり、急速な成長をしている。
設立は2010年5月、所在地は東京都目黒区にあり、代表は横山佳幸である。