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スポーツをIoTでさらに楽しく
出典:free-illustrations.gatag.net
IoTという言葉の普及によって、あらゆるものがネットに繋がりデータ化されるようになりました。
スポーツもその例外ではなく、プロスポーツ選手のデータ取集から、一般人が普段ランニングする際の心拍数や消費カロリーまで計測し、分析されています。
歴史的大金星を打ち立てたラグビーW杯でも、IoTによる選手の体調管理が注目されました。
⇒あの歴史的勝利は必然だった?日本ラグビーを支えるアプリ「ONE TAP RUGBY」
そして「野球」というスポーツにおいても、IoTの波が来ているようです。
今回は、野球界隈で盛り上がっているIoTツール4つをご紹介します。
IoT×野球ツール4選
①Strike
出典:http://jingletek.com
「Strik」は台湾の企業Jingleが開発しているスマホアプリ連動野球ボールです。
ボールに内臓されているセンサーにより、スピード・回転数・軌道を計測し、スマホアプリ上で確認することができます。
また「メジャーリーグ公式球と遜色ない質感と重さで、その見分けがつかない」とHP上で豪語しています。
②ACBALL
出典:hacklog.jp
「ACBALL」は京都工芸繊維大学院生の河野裕太氏が現在製作中のIoT野球ボールです。
Strikeと同じく、アプリとセンサー内蔵ボールで、スピード・回転数・球種を確認できます。
と同氏は語ります。
また今後野球人口が多い北米や韓国への展開、そして野球だけでなく他球技への応用を考えているようです。
③Blast Baseball Precision Motion Sensor
出典:9to5mac.com
続きまして、IoTバットのご紹介です。
Blast Motion社が開発する「Blast Baseball Precision Motion Sensor」は選手のスイングスピードやパワー、
効率性などが数値化されたものを送信するバットエンドに内蔵されたセンサーのことです。
MLBでは、この「Blast Baseball Precision Motion Sensor」を公式採用することを決定しており、
すでに2016年の7月に行われた「オールスター・フューチャーズゲーム」で使用されました。
野球中継のテレビ画面に投球データだけでなく、スイングデータが表示されるように現在調整中とのことです。
ぜひ日本球界でも導入して欲しいところです。
④Zeep
出典:www.softbankselection.jp
Zeep Lab,Incが提供しているバットスイング解析センサー「Zeep」です。
こちらはバットに装着するタイプのセンサーとなっており、どんなバットでも使用可能です。
アプリ連携により、スイングスピードやフォームなどをスマホ上で解析できます。
またZeep Lab,Incは野球だけでなく、ゴルフやテニスのセンサーも販売しています。
IoT×スポーツという化学反応
いかがでしょうか。
野球でのIoT活用に興味を持っていただけたら幸いです。
プロ野球界で導入が進められることになれば、次のステップは高校野球や少年野球となるでしょう。
IoT活用が部活動やクラブチームなど身近なところにまで普及すると、スポーツ界全体のレベルが上がることは間違いないと考えます。
そのようにどんどん大衆化されていくことで、私たちの運動はIoTデバイスがかかせなくなるのではないでしょうか。今後の動向に注目です。