カンブリア宮殿でも特集されているステーキ・ハンバーグの『ブロンコビリー』。
顧客が満足する「味」「値頃感」「社員教育を実践」するレストランとして評価されています。
「実際に他のレストランとは何が違うのか?」「どうやって差を生み出しているのか?」
今回はそういった疑問について、外食産業大手(すかいらーく・サイゼリヤ)と比較しながら解説します!
ブロンコビリーとは?
出典:http://www.bronco.co.jp/about/company/
出店エリアが限られているため、ブロンコビリーを知らない人も多いかと思います。
ブロンコビリーは1975年、竹市靖公氏(現代表)が名古屋でステーキハウス「ブロンコ」を創業したところから始まりました。その後も事業拡大を続け、現在も駐車場を完備した郊外型のレストランとして店舗展開しています。
メインメニューであるステーキやハンバーグはオーストラリア産の牛肉を使用し、新鮮野菜のサラダバーがついてきます。牛肉や野菜、ステーキソースは原材料からこだわり、自社工場から毎日鮮度の高い食材を出荷しています。
他の外食産業との比較
「外食産業で利益率No.1」と謳われるブロンコビリー。実際に利益率がどれぐらい違うのか外食産業大手と比較してみました。
今回比べるのは、ファミリーレストラン『ガスト』や中華レストラン『バーミヤン』を展開する”すかいらーく”、そして、カフェレストラン『サイゼリヤ』やファーストフードの『マリアーノ』を運営する”サイゼリヤ”です。
売上高は圧倒的に”すかいらーく”
単純に売上高で比較すると、すかいらーくが3000億円超、サイゼリヤがおよそ1200億円、ブロンコビリーはおよそ130億円となっています。
出典:有価証券報告書
これは展開する店舗数の問題で、すかいらーくは全国に出店、サイゼリヤは北海道から九州まで展開しているのに対し、ブロンコビリーは1都8県のみです。実際に1店舗当たりの売上高で算出すると、ブロンコビリーの方が高くなっています。
出典:有価証券報告書、HP
ブロンコビリーは経常利益率もかなり高い
気になる利益率ですが、今回は3年間の経常利益率の推移を算出しました。
海外の牛肉を仕入れるなど、外部環境の影響が大きい業界ですが、その中でもブロンコビリーは高い利益率を出し続けています。すかいらーくやサイゼリヤと比較しても圧倒的に高いことがわかります。
出典:有価証券報告書