みなさんの中には、ネットを使って飲食店を予約する方も多くいらっしゃると思います。
そんな何気ない行動で、途上国の子どもたちを救うことができるアプリ『TABLE CROSS』を運営するのは、現役女子大生の城宝薫さんです。
彼女はなぜこの事業で起業することを決意したのでしょうか。

祖父への憧れがきっかけで起業志向に

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出典:http://dimo.jp/archives/kaoru_joho
小さい頃から身近に祖父を見て、すごく憧れていました。
いつも明るくて前向きで、その後ろ姿がとてもカッコ良かったんです。
そして同時に意識の中に紐づけられたのが「祖父は会社を経営している」ということ。
…(中略)…「社長になることはカッコいいことだ」と洗脳されて育ってきたんです(笑)
物心ついた時から起業志向を抱いていた彼女は、小学校で心理学の本を、中学校では経営学やマーケティングの本を読み漁るなどしていました。
また、「何か軸になるものを」と、陸上、サッカー、水泳などの運動系、そしてピアノ、吹奏楽、英会話などの数多くの習い事もしてきました。
幼い頃から自立意識を持ち、アグレッシブに自分のやりたいことをやれたのは、父親や仲間などの周りの環境が大きいと感謝しているそうです。

グルメアプリ『TABLE CROSS』の特徴

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出典:http://tablecross.com
『TABLE CROSS』は、「エンジェルカウンター」という、自分がどれくらいこどもの給食に貢献したのかが目に見える仕組みを導入しています。
テーブルクロスを使って予約するごとに、自分が予約した人数がカウントされていきます。
また、より多くの人を巻き込むため、自分がアプリを紹介した人が予約をした場合であってもエンジェルカウンターが連動するようになっています。
 
なぜ城宝氏は、この事業で会社を立ち上げようと考えたのでしょうか?
この広告を用いて、もっと多くの人を幸せにできないのか。
誰かのためになる広告を作り、数字のためだけでなく誰かの幸せになる会社にすることができないのかをとても考えました。
もしこの飲食店広告で誰かを幸せにできるのであれば、誰を助けたいかと考えたときに浮かんだのは、途上国のこどもたちでした
大学生になり、数字を追うだけの広告営業のアルバイトを経験した際に、綺麗ごとだけでは成り立たない社会があることを知りました
その時に感じた「広告で人を幸せにできないか」という疑問を解決するための手段として、株式会社テーブルクロスを立ち上げることにしたのです。

”利益の創造と社会への貢献が同時にできる文化”をつくる

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出典:http://tablecross.com
私は”利益の創造と社会への貢献が同時にできる文化”をつくりたいです。
もしテーブルクロスのビジネスモデルが成功し、同じことを行う企業が続々と出てくれば、それが実現するかもしれません。
例えば飲食店に予約することで、途上国の子どもたちだけでなく、障害者や高齢者の方々に支援が届く。
そういう仕組みがたくさん生まれることが、私にとっては理想の世界です
今後は飲食店に限らずホテルやヘアサロン、ネイルサロンなど、予約が必要なものには全て”予約して社会貢献”の仕組みを当てはめて行きたいと語ります。
 
ユーザーにも途上国の子どもたちにも嬉しいこのサービスは、大きな可能性を秘めていることでしょう。
『TABLE CROSS』は、今までの広告やネット予約の概念を覆し、新しい文化を創り上げていくことはできるのでしょうか?
人々の幸せを願い、アグレッシブに活動する学生起業家・城宝薫氏の今後の活躍から目が離せません。
 
『TABLE CROSS』について詳しく知りたい方はこちら
 
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