7月30日、モバイル決済サービスの株式会社blue(以下、ブルー)は、オークファンを引受先とする第三者割当増資を実施した。調達額は4,700万円。スマートフォン利用者の会員増加を目指すオークファンと、サービスの拡充を図るブルー双方の思惑が一致したことで今回の資金調達が実現した。
ブルーはモバイル決済アプリ「bluepay(ブルーペイ)」を運営する。モバイルアプリ経由で複数のクレジットカードをリンクさせることで、現金やカードを持ち運ぶ必要性をなくすサービスである。利用者はクレジットカード払いの際のサインが不要となり、会計がより簡単になる。会社の設立は2013年7月、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役は地引一由氏である。
オークファンは「あらゆる人が、あらゆる場所で、あらゆるモノを売り買いできる新たな時代を作る」をミッションとし、ブルーと連携することで決済の簡潔化による会員増加を図る。サービスをスマートフォンに特化したベンチャーが確実に増えている中、こういった企業との連携の話は、他のベンチャ―にとっても参考になる点が多いと思われる。自分たちとシナジーを生み出すことができる企業はどこなのか、常にアンテナを張ってほしい。
●株式会社blue/プレス・リリース