今回のインタビューは、quatre株式会社の横町享之さんに「インバウンド市場の盛り上がり」「強みや評価のポイント」「戦略において意識しているポイント」についてお話を伺いました。
【経歴】
1985年7月11日生まれ。ル・トーア東亜美容専門学校卒業。
2007年腰痛悪化により美容師を夢半ば断念。1社経て、2009年に株式会社ぐるなびに入社。多くの個人表彰の受賞など営業トップの成績を残し退社。
その後、2013年に化粧品クチコミサイト「@cosme」を運営する株式会社アイスタイルに入社。西日本管轄として100社のクライアントを担当。
2014年12月、quatre株式会社を立ち上げ、2015年3月にアイスタイルを退社し、同年4月からquatreに専念。

事業内容について

弊社は化粧品メーカーを中心に、グローバルに展開できるような支援を主にさせていただいています。
まず、1つのサービスとしては、我々の強みであるホテルというリソースを活用した「サンプリングプロモーション」というものです。
今まで日本人にはリーチできるチャネルはあったんですけれども、訪日旅行者にリーチできるチャネルはなかったんですね。
ですが、このサンプリングプロモーションを導入してチェックイン時にサンプリングを配布することによって、訪日旅行者という、非常に有効的な新しいマーケティングチャネルを提供することができます。
 
他には、ECサイトもあります。
今、そのチャネルとして増やしているのは、コンバージョンの懐をとるために、ドラッグストアのスギ薬局と提携をして、サンプリングを体験してから買い物するリテールを確保をしています。
 
その他には、完全に日本人向けのサービスである、日本人の顧客に対して、タレントの方などのSNSを活用して商品を拡散する「インフルエンサーキャスティング」というサービスをやっております。

インバウンド消費の盛り上がり

訪日のインバウンドに関しては消費額が年々増加しておりますし、訪日客も2020年のオリンピックには3,000万人を突破すると予想されています。
3,000万人でいくと、日本人の人口の3分の1という数になってきますし、今年の発表では2015年にはもうすでに1,900万人という過去最高の数字を記録しています。
今、日本に旅行に来ている方の中には、買い物をしに来ている方が非常に多くなっています。
そういう意味では、コスメだけではなくて日本の家電も含めて、日本製品は非常に今後も伸びていく市場ではないかなと思っています。

大企業よりもミドルメーカー、スモールメーカーを応援

海外の支援もしていくという理念のもとに、大企業よりも、ミドルメーカー、スモールメーカーの企業を応援させていただいています。
また、ホテルに関しても、ハイクオリティーな三ツ星ホテルのような高いホテルではなくて、いわゆるシティホテルからビジネスホテルのランクのところをターゲットにしています。 
それらのホテルに関しては、前々職の「ぐるなび」という飲食店の検索サイトの中で、いろんなホテルと飲食店を担当させていただいた時にご縁があったところです。
そこで関係を持ったホテルと、今回新たにお仕事させていただいているという形ですね。

顕在的競合と潜在的競合

競合としては、私の前職でいた「アットコスメ」も、化粧品関係でいえば非常に強力な競合となります。
JTBや楽天トラベルのようなホテル関連のパイプを持っていらっしゃる企業なども、非常に潜在的な競合になると思っています。

2つのパイプが強み

我々は今、ホテルというリソースを強みとしておりますので、そのホテルの関係性と我々の化粧品メーカーの関係性という両方の2つの面をパイプとして強く持っています。
これは例えばアットコスメでは、ホテルとしての強味は持っていない。楽天であると、ホテルの面はあるんですけども、化粧品メーカーの面はないと考えています。
我々は、両方の側面の強みを持っていることもあり、双方の関係性のビジネスモデルを確保していけますので、そこが1つ強みになっているかなと思っています。

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