今回は株式会社ミライロ取締役副社長の民野剛郎氏に「創業以前の話」と「ご自身の業務の役割」、「ベンチャーで働くことのやりがい」などについて、菅野が伺いました。
※株式会社ミライロとは、ユニバーサルデザインに関する研修や、バリアフリーマップの制作等を行う会社です。代表の垣内俊哉氏と民野剛郎氏が、前身であるVAN(Value Added Network)を2009年5月に創業、2010年6月に大阪にて設立しました。詳細はコチラ。
(0:17~)
Q. 創業のきっかけ、垣内氏との出会いについて。
A. 大学で同じクラスだったが、初めから仲が良いわけではなかった。二人とも起業を目指す学生団体に所属し、講演会の運営で垣内氏と仲良くなり、そこから一緒に何かやろうという話になった。
(1:18~)
Q. 学生起業ならではの苦労やメリットについて。
A. 学生というだけで相手にされないこともあり、金額の交渉等で社会人の方に信用してもらえないこともあった。しかし、学生だからこそ可愛がってもらえたり、今の仕事にもつながるなど、メリットのほうが多いと感じている。
(2:00~)
Q. ビジネスプランコンテストで得た人脈や賞金について。
A. コンテストの審査員(専門家や起業家)の方々には、今もビジネスを進める上でお世話になっていることが多い。賞金は会社の資本金に充てたので、そういう点でビジネスプランコンテストへの参加は大きかった。
(2:52~)
Q. 事業拡大にともなう、副社長の役割の変化について。
A. 創業時は営業や企画、会計、総務などすべてを担っていたが、プロジェクトの増加にともない、自分ですべて担当できなくなってきた。今はプロジェクトをメンバーに任せて、人材の管理や採用に役割が変わっているように思う。
(3:52~)
Q. これまで一番辛かった話について。
A. 精神的に辛かったのは初めて従業員が辞めたとき。続けてもう1名辞めてしまい、社内の雰囲気が悪くなってしまった。精神的に落ち込み、いろいろと後悔したが、今ではその反省を活かしているし、辞めた社員とも良好な関係を維持している。
(4:52~)
Q. ベンチャーならではの面白さ・やりがいについて。
A. 自分がやったことがそのまま結果になることや、「民野さんがやってくれたから」と他人に感謝されたとき、自分がゼロから作り上げたものが価値になったと実感できることが一番のやりがいだと思う。
(5:20~)
Q. ベンチャー向きの人について。
A. 向上心や野心は絶対必要。また、物事を自責で考えることができる人は成長スピードが早いと思う。
(6:16~)
Q. ベンチャーで一緒に働きたいと思う人について。
A. 自分にないものを持っている人。自分にない知識を持っているスタッフと話していると楽しい。人とは違うこだわりや特筆すべき能力を持った人は面白いと思う。
(6:54~)
Q. 会社の方向性と経営者の意思決定がずれたとき、どのように修正しているか(それぞれの役割は何か)。
A. 事業をスタートするときに「ツートップにはならない」ことを決めていた。代表取締役が二人だと、意見が合わないときに決別してしまうこともあると思った。意見が合わないときは説得するが、説得しきれないときは自分の説明不足だと考えるようにしている。そして、その意見を正しい方向にサポートするのが自分の役割だと認識している。
(8:34~)
Q. 起業志望者・ベンチャーで働きたいと思っている人に向けて一言。
A.「始めるなら早いほうがいい」と思う。学生だからこそできることもあり、事業を回しながら失敗し、学ぶほうがいい。守るべきものがあると、起業したいという想いがあっても、なかなかそこに向けて一歩を踏み出せない方もいると思う。
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