今回のインタビューでは、株式会社Lang-8 代表取締役 喜洋洋 氏に「起業のきっかけ」や「学生時代の過ごし方」、「起業志望者へのアドバイス」について菅野(起業tvディレクター)が伺いました。
●今回の見どころ●
院生時代に起業した喜洋洋氏。プログラミングが分からなかったことで味わった苦労や挫折とは何か。学生起業ならではのメリットとは何だったのでしょうか。


<事業内容>
Lang-8 ( http://lang-8.com ) は語学のソーシャルラーニングサービスです。 例えば、英語を勉強している日本語ネイティブの方が英語で文章を書くと英語ネイティブスピーカーが添削してくれます。お返しに日本語学習者の日本語を添削してあげます。現在190ヶ国以上から約90万人に使われており、90言語ほどが学習されています。
<経歴>
1984年中国生まれ。4歳から日本で育つ。大学在学中に1年間休学して上海に留学をし、そこでlanguage exchangeを行う。
帰国後、Lang-8の制作を始め、大学卒業と共に起業。学生時代はLang-8以外のアイデアでビジネスコンテストに多数出場・受賞。2年間半、企画、海外マーケティング、ディレクション、たまに営業をこなす。その後、2年間かけて独学でプログラミングを学び、現在は開発をメインで行っている。
(0:00~)
Q.どのような学生時代でしたか?
A.私は中国生まれで、4歳の時に日本へ来ました。日本語は話せるが中国語が話せなかったので、大学時代に上海へ留学し中国語を話せるようにしました。留学から戻ってくるとアクティブになっている自分がいました。それまで興味のなかったビジネスコンテストに参加して、起業という選択肢が生まれました。
(2:58~)
Q.投資を受けるまでの経緯を教えてください。
A.資金調達しようと思ってVC(ベンチャー・キャピタル)を訪問していたのですがなかなか反応が思わしくなかったのですが、お世話になっていた社長さんに相談したところ投資家の方々を紹介してもらうことができました。
(4:18~)
Q.起業家の集まりに参加されましたか?
A.個人的に参加する必要はないと感じます。代わりに私は自社サービスの開発に専念しました。良いものを作っていると、いろんな方が会いたいと仰ってくれるので、自社サービスを作り込んだ方が本質的だと感じます。
(5:08~)
Q.起業前にやればよかったことは何ですか?
A.起業する前にプログラムの勉強をやっておけばよかったです。そして、似たような業種のベンチャーで無給でもいいので働いておけば良かったと思います。
(5:45~)
Q.学生起業のメリットを教えてください。
A.個人的には就職してからだと、辞める勇気が持てたかは分かりません。学生起業のメリットは若いので無理が効くということです。特に、失敗してもまだ20代ということや、柔軟な発想力ができるのは強いと思います。一方で、デメリットもあると思います。それは、仕事の作法や、受託開発する場合には相場観が分からなかったり、会社の同期がいないことだったり、多々あります。
(7:19~)
Q.起業時の苦労を教えてください。
A.一番苦労したことは、私自身プログラミングをできなかったことです。色々あり、エンジニアの友人と仲違いしてしまい彼が会社を離れてしまうことになりました。当時、10万人のユーザーを抱えていましたが私一人だけになってしまいました。自分にはよく分からないサーバーが動いている状態がかなり大変でした。新たに人を雇っても、私自身がプログラミングを分からないとまた同じことを繰り返してしまうと感じたので、その後2年かけてプログラミングを習得しました。
(11:00~)
Q.起業家志望者に向けて一言お願いします。
A.今、僕が大学生に戻れるならば、1年間は休学し、英語圏へ留学に行き英語をマスターします。次の2年間で自分がやりたい分野の会社でインターンをして経験を積み、最後の1年間で起業に向けて準備をします。もし、テック系分野で起業するならば、プログラミングを勉強した方が絶対に良いと思います。
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