今回のインタビューは、株式会社FLASHPARKの代表取締役である高橋優貴さんに「学生時代の過ごし方」「起業の経緯」「起業時に必要なもの」についてお話を伺いました。

(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:高田梨菜)

経歴

東京都立大学在籍時、リッチメディア広告の制作事業を立ち上げる。
2009年4月に株式会社FLASHPARKを設立しCEOに就任。 その後自らがエンジニアとして、ギフトECサイト「バースデープレス」を構築。CTOを兼任しながら年間2万件の注文が入るECサイトへと拡大させる。

30万人が使う「お祝いプラットフォーム」を運営

バースデーケーキの通販サイトを運営しています。リリースしてちょうど3年になるんですが、現在5,000店舗が参加しており、30万人が使うサービスになっています。
Webでバースデーケーキなどを販売するサービスでは最大級かなと思っています。ケーキ以外にも花やお酒、アクセサリーなどが売れていて、将来的にお祝いのプラットホームになろうとしています。出産祝いなどのお祝い各種全般の商品を取り扱っていこうと思っています
サービスを運営していく上で一番参考にしているのは、百貨店です。
ネットでお祝いの品やケーキなどを買う人は非常に少なく、全体の2%ぐらいしかいません。みんなどこで買うかと言うと、やっぱり街の洋菓子店や百貨店が多いです。
中でも百貨店の商品のクオリティやサイトの構成はすごく良くできているので、参考にしています。
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ギフトサイトは、アパレルや日用品などのサイトとはユーザーの買い方が違うと思っています。アパレルや日用品は、キーワードで検索して買われる方が多いんですが、ギフトの場合は何を買うか決まっていないというケースがすごく多いです。
例えば誕生日という目的は決まっているんですが、ケーキを買うのか花を買うのか決まってない人が多いので、その方たちに対して商品を探しやすい仕組みを作っています。
例えば検索にしても、キーワードだけじゃなくて、贈る人や目的とかで検索できるようにしたり、記事を書いたりしています。社内のスタッフで「このお祝いならこういう商品がいい」「こういうお祝いの仕方がいい」といったようなキュレーション記事を書いているので、そこを経由して商品を探すこともできます。
あとは、それでも見つからない場合は、電話相談を受け付けているので、電話で色々提案したりもします。
他には、法人のお客さんでは、予算と日付だけ決まっていて、あとは「いいものちょうだい」というパターンがすごく多いです。そういったユーザーに対しても、「こういう事例があったから、こういうのが良いんじゃないですか?」といった提案ができるというのは強みだと思います。

アルバイトでプログラミングを覚えた学生時代

もともとWebにすごく興味がありました。僕が大学生のときはFLASHという技術が流行っていて、それを勉強したいと思って、最初は独学でやっていました
色々きっかけがあって、FLASHが得意な制作会社のアルバイトに応募をして、そこで1年くらいアルバイトをしていました。働きながらプログラミングを覚えることをやっていました

キャリアについてどのように考えていましたか?

特に将来どうしたいとかはなかったんですが、ただ漠然とプログラミングが好きで、覚えたいという想いはありました。あとは、それを仕事にできたら楽しそうだなというくらいです。
特にキャリアについては考えていなかったです。

作る側と売る側から受けた影響

起業する前と起業した後に影響受けた人がいるんですが、起業する前に影響を受けたのは、学生のときにアルバイトをしていた会社の2人の社長です。起業直後には、広告代理店の人に影響を受けました。
起業直後は広告代理店の人から仕事をもらっていて、アルバイト先の社長と営業同行させてもらうことが多かったです。そこで、広告代理店の人は制作会社の人と考え方が全くの真逆であることに衝撃を受けました
その作る側と売る側から影響を受けたというのはあります。
 
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