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アトラシアン社 オーストラリア発・起業不毛の地でも光り輝くスタートアップ

オーストラリアはスタートアップに不向き?

オーストラリアは、スタートアップに不向きです。

 

実際、メルボルンのGleam社が、豪州国内のスタートアップの課題点についてレポートを出しています。

このレポートによると、オーストラリアは他国の国際都市に比べて、
次のような問題を指摘しています。

① 国がネットビジネスをあまり支援していない

② ベンチャーキャピタルが出資してくれない

③ 税金が高く、ビジネスコストが高い

④ スタートアップへの優遇税制の取り組みが乏しい

 

このような、あまり恵まれていない環境の中、
なんと売上高US$3億(330億円)超、社員数約1,400人まで成長し、
アメリカNASDAQに上場する企業があります。

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出典:japan.blogs.atlassian.com

2002年に創業した開発者向けソフトウェア・メーカー
その名も、アトラシアン(Atlassian)です。

アトラシアン、資金ナシからのスタート

アトラシアンは、とんでもないアイデアで創業資金を集めました。

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出典:www.forbes.com

 

シドニーの大学で仲間どうしだった、
Scott Farquhar氏とMike Cannon-Brookes氏は、

ある日、開発者に取って使いやすいソフトウェアの開発を目指し、起業を決意します。

 

しかし、学生の彼らには創業資金がありませんでした。

そこで、彼らは手元にあった”あるもの“に注目します。

 

その”あるもの”とは、なんと自分たちが持っていたクレジットカードでした。
彼らは与信枠を活用し、US$1万ドル(約110万円)を賄いました。

そのお金を創業資金とし、やっとの思いで起業を果たします。

アトラシアン、貧乏起業から上場企業へ

2人の学生のなけなしのお金は、437,000倍の価値になりました。

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出典:jira.atlassian.com

彼らの最初の製品”JIRA”は、
これまで入手しづらかった専門的なソフトウェアが、

妥当な価格とネットからダウンロード出来る手軽さが話題になり、
ユーザーに浸透していきます。

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出典:ja.atlassian.com

その後もCrucible, FishEye, Bamboo, Clover等の製品を発表して、企業規模を拡大させていきます。

 

そして、2010年に初めて大型資金調達を行いました。
複数の有力ベンチャーキャピタルが資金提供を申し出て、
Accel Partners社からUS$6,000万(約66億円)の資金調達を行います。

この資金を元に、製品のラインナップを12まで伸ばし、アメリカ、オランダ、日本などにも拠点を構えるまでに成長します。

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出典:
recode.net

そしてついに、2015年末には、念願のアメリカNASDAQ市場に上場しました。

苦肉の策で集めたUS$1万(約110万円)から始まった企業は、
なんと時価総額US$43.7億(約4,800億円)の大型IPOを果たしました。

アトラシアン創業者の今

創業者ScottとMikeは、今やForbesの長者番付にもランクインしている富豪となりました。
彼らの資産はそれぞれUS$15.8億(約1,738億円)、US$16億(約1,760億円)とされています。

 

環境が整っていなかったり、ロケーションにハンデがあっても成功するスタートアップはあります。

ターゲットユーザーを絞り、ユーザーの利便性を向上させることでアトラシアンは成功を遂げました。

日本のスタートアップも、アメリカなどに比べると環境は整っていませんが、成功する可能性はどこにでも転がっているはずです。

逆境をチャンスに、大成功を目指してみませんか?

 

最後に、創業者ScottとMikeによるAtlasssianの紹介ムービーをご紹介します。

起業不毛の地という逆境に打ち勝ったアントレプレナーの生の声を聞きたい方は、ぜひご覧ください。