福利厚生、重視していますか?

突然ですが、あなたは働いていますか?
働いていると、悩みは尽きないもの。仕事のこと、遊びのこと、お金のこと、将来のこと... そんな悩みや不安を、会社の責任で軽くしてくれるのが、福利厚生です。
今回は、そんな福利厚生の意味や、「こんな制度があったんだ!」という驚きの福利厚生を提供している会社をご紹介します。

福利厚生とは?

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出典:www.cas.org.uk
あなたは「福利厚生」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
企業年金、安く泊まれる保養所、社宅、もしくは「そんなもの、ウチにはない!」と思われた方もいるかもしれません。
実は、あなたの会社が法律を守っているなら、日本には福利厚生が全くない会社は存在しません
福利厚生には、大きく分けて2つのタイプがあります。
法律で会社に義務付けられた「法定福利」と、会社が自主的に提供している「法定外福利」です。
 
法定福利は、例えば雇用保険や厚生年金の会社負担分というようなものです。これをしっかりと行えば、その会社は法律を守っていることになります。
しかし、これだけでは働く人の不満がたまりがちです。たまった不満は、会社の評判やパフォーマンスの低下にもつながります
そこで、会社は自主的に様々な福利厚生を提供しています。これが、法定外福利です。先ほど挙げた、企業年金や保養所、社宅は、その代表例です。
 

福利厚生を大切にしたベンチャー

Image: Starbucks CEO Howard Schultz
出典:www.nbcnews.com
では、ベンチャー企業と大企業、どちらの方が福利厚生は整っているのでしょうか。
ほとんどの方は、大企業だと思われるでしょう。実際、豊富な資金力や労働組合の力などを背景に、一般的な福利厚生は大企業の方が整っている場合が多いです。
 
しかし、ベンチャーであっても、従業員の幸せが会社に与える影響をしっかりと考えている会社もあります。
 
例えば、スターバックスを大成功に導いたハワード・シュルツは、スターバックスがまだシアトルの1コーヒーショップにしか過ぎなかったころから、従業員の福利厚生を大切にしてきました。
彼は、福利厚生に対する考え方について、こう述べています。
 
 
・他社より抜きんでた福利厚生を用意すれば、コーヒーに対するわが社の情熱に共感する、強い意欲を持つ人材を集めること出来る上に、その人材が辞めることなく長く働いてくれる。
・低い離職率は結果として費用を節約することにつながるばかりか、顧客との関係の強化にも役立つ。
・福利厚生を充実させることは、競争を優位に進めるうえで必要である。
 
 
彼は、福利厚生の充実は、会社が競争を勝ち抜き、成長するために不可欠だと考えていたようです。

実は奥が深い?ユニークな福利厚生3選

では、実際に福利厚生の大切さを理解し、他社にはないユニークな方法で従業員のやる気を引き出しているベンチャー企業を3社紹介しましょう。
 

⒈面白法人カヤック「サイコロ給」

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出典:www.kayac.com
もしかすると、この制度はもうご存知かもしれません。
 
まずご紹介するのは、「日本的面白コンテンツ事業」と称した、ユニークなWebサービスを提供する、面白法人カヤックです。この会社は、福利厚生もユニークなことで有名です。
 
その代表格が、「サイコロ給」。サイコロを振って、なんと自分の給料を決めます。
 
基本給×出た目%を、給料として支払います。
「給料をそんな適当に決めていいのか!」と思われたかもしれません。
この制度は、人間が人間を評価することの曖昧さに疑問を感じたカヤック経営陣によって、「人間の評価や運命を、最後の最後は、天に託そうじゃないか」という考えのもと、カヤック創業時からずっと行われています。
 
自分の運次第で給料が増えるなんて、ワクワクしませんか?
 

⒉コロプラの「巨大自炊キッチン」

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出典:colopl.co.jp
あなたは、栄養バランスを考えて食事をしていますか?
 
「魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」をはじめとするゲームがヒット中のコロプラは、健康を大切にした福利厚生プログラムを提供しています。
 
心身の健康は、いい仕事をするうえで欠かせません。しかし、多忙な中で健康的な生活を維持するのは難しいことです
コロプラの場合、特に深刻だったのが、若手社員のお昼ごはん事情でした。彼らはお金を節制しがちで、会社がサポートしない限り、お金を出してまで栄養のあるものを食べようとしませんでした。
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出典:logmi.jp
 
そこでコロプラは、なんと社内に冷蔵庫つきの巨大な厨房を整備しました。各自が買った野菜などの食材を冷蔵庫に入れておき、お昼休みにそれを自分で料理して食べることで、彼ら自身の食事に対する意識を高めようとしたのです。
 
この取り組みは、外食を減らすことで従業員が若いころから健康を意識するきっかけを作ったうえに、若手社員のお財布事情の改善にもつながりました。
 
ゲーム会社に厨房とは、常識破りの発想ですが、仕事と健康つながりを真剣に考えているからこそ実現したのではないでしょうか。
 

⒊Amazonの ”Dogs of Amazon”

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出典:www.amazon.com
最後は、海外の事例です。
 
みなさんよくご存知のアマゾン。日用品からクルマまで、何でも家まで届けてくれてとても便利です。このアマゾンの米国オフィスでは、なんと多くの犬が従業員と一緒に過ごしています。
 
このワンちゃんたちは、従業員の飼い犬です。アメリカでは、飼い犬を家族同然に扱う文化が強く根付いています。家族が家で独りぼっちだと心配ですし、何より寂しいものです。当然、仕事にも決していい影響はありません。
 
そこで、アマゾンでは、家族と片時も離れずに済むように、従業員に対し犬を積極的にオフィスに連れてくることを勧めました。そして、従業員の飼い犬専用のドッグランまで整備しました。
 
その結果、従業員の心配事が1つ減るだけでなく、犬との交流を通じた従業員のストレス軽減や、犬どうしが仲良く遊ぶことで、犬の健康維持にもつながっているようです。
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出典:www.instagram.com
ちなみに、楽しそうにオフィスで遊ぶワンちゃんの様子は、インスタグラムでハッシュタグ#DogsOfAmazonを検索すると見ることができます。みんなすごく幸せそうな顔をしています。

実は奥が深い福利厚生まとめ

いかがでしたか?
一般には、被雇用者の権利と思われがちな福利厚生ですが、うまく活用すれば、従業員と会社、どちらにとっても嬉しい効果をもたらします。
 
会社がどんな福利厚生を提供しているのか知れば知るほど、その会社が大切にしていることや、従業員に対する想いが見えてくるかもしれません。

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