みなさんは「ネイティブアド(ネイティブ広告)」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、実は私たちの生活と関わりの深いものになりつつあるのです。
Web広告の常識を変えた「ネイティブアド」とは何か、どのような効果があるのかまとめてみました!
ネイティブアドとは
出典:visibilitii.com
企業の広告コンテンツをメディアの記事と同じ形のデザインで掲載する広告です。
従来のバナー広告(Webサイトに画像やテキストを貼りつける広告)やキーワード広告(特定のキーワードが検索された時に表示される広告)などのインターネット広告より、メディア利用者に負担なく広告を届けることができます。
ネイティブアドの掲載場所
出典:beachfront.io
では、私たちは、日常生活のどこでネイティブアドを目にしているのでしょうか。
1つはFacebookやTwitterなどで用いられている「In-Feed Unit」型でしょう。
Facebookのニュースフィードを見ていると、「おすすめの投稿」という形の記事を目にすることがあります。
急に広告だけ出てくると嫌な気持ちになりますが、友達の投稿の間に出てくる記事だと、自然と読んでしまうと思います。
広告主は掲載の仕方を自由に選ぶことができ、これらのサービス・プラットフォームは広告主が自由に利用できるシステムを用意しています。
ネイティブアドで重要なのは(広告全般に言えることですが)、どういったコンテンツを掲載して、「誰に」、「何を」、「どのように」届けるのかを考えた上、ブランドのストーリーをしっかりと潜在顧客に届けることだと思います。
ネイティブアドのメリット
出典:sharpaboutyourprayers.com
1. 企業からの直接的な発信ではなく、潜在顧客(自社サービスの利用者となる可能性のある人々)が信頼しているメディアを通して発信するため、情報への信頼度が高い
2. 潜在顧客が興味を持っているメディアで発信するため、より強い興味・関心を得ることができる
3. 潜在顧客にとって有益な情報源となるコンテンツのため、エンゲージメント(人々が自社に好意を持ってもらう、愛着心を感じている状態)が高まりやすい
このように、ネイティブアドはコンテンツを通して潜在顧客の興味関心を惹き、彼らに購買や情報の共有などのアクションを起こさせる、非常に有効な手段であると言えるのです。
ネイティブアドの可能性
出典:zeenews.india.com
ネイティブアドは直接的なメディアのユーザーにコンテンツを届けるだけでなく、掲載したメディアがハブ(中心)となってその周辺のソーシャルで拡散されたり、キュレーションメディアに取り上げられるといった、二次的・三次的な波及が見込めます。
ネイティブアドは我々の意識を変えるかもしれない
現在でも、私たちの目に触れることが多くなってきている「ネイティブアド」ですが、その可能性によって、広告には欠かすことのできないものになる日もそう遠くはないでしょう。
広告を意識しながら日々の生活を送ってみるのも、面白いかもしれません。