manaveeは、受験勉強のための動画を作成して公開するNPO法人です。
今回は、一時期かなりメディアにも取り上げられ、現役東大生起業家として有名となった代表の花房孟胤氏についてご紹介します。
“僕が受験生だった時に、友人が大手予備校の映像通信講座に対して、バカ高い授業料を払っていることに違和感を感じていたのが始まりなんです”
Manaveeの事業の内容は、大学受験生向けの無料講義動画の提供を筆頭に、「受験生にとって必要だけど一人で学ぶには難しいようなこと」を無料でサポートすることです。
インターネット上で講師やほかの生徒に質問できたり、学習履歴を保存できたり、自分オリジナルのテストを作ることができるサービスがあります。
講義を無料で提供する苦労も
“講義をする先生は理念に共感してもらった上でボランティアとしてやっているため、サービス全体が小金稼ぎでやっているのではなく、本気で理念を追求して行動していることを伝えたかった”
「教育格差を是正する」という理念の実現のため、あくまでも受験生には無料でサービスを提供することを追求しています。無料というのは、オペレーションも難しいようです。
納得して仕事ができる
“僕だって、エンジニアとしては能力が相当低いはずだし、学ぶスピードも極端に遅い。人間関係も不器用だし、就職することは全然考えられなかったです。『manavee』も何度も挫折しそうになったし、お金がなくて苦しい日々は今も続いてる(笑)でも今の状況が面白いし、毎日を相当楽しんでします。いろんな人から経営者としての資質を疑われ、ぼっこぼっこにされながらも楽しんでる。こんな自分でいられるのも、エンジニアとして正直に生きているからではないかと”
花房氏の経営には、彼の人柄がよく出ていると感じます。
費用がなくてもNPO法人としてサービスを形にしたこと、プログラミングを独学でmanaveeを作り上げたことなど、自身が求めるサービスを実現したいという意志の強さを物語っているように感じます。
まとめ
教育の格差をなくす次世代のリーダーといわれる花房氏ですが、ひとつひとつ納得して仕事を進め、エンジニアとして自分が望むものを作り出してシステムを開発しているのが印象的です。
提供しているサービスが好きで意義を感じていれば、多少の苦労は乗り越えられることを体現している方だと思います。
これから起業を考えている方にとって、参考になるではないでしょうか。
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