U-NEXTは日本最大級のビジネス・オンデマンド事業を展開している会社です。
代表の宇野 康秀氏は知っている方も多いのではないでしょうか。
2010年12月にUSEN社長を辞任した宇野康秀氏(現会長)が、USENで手がけていたU-NEXT事業や個人向け光回線の販売事業を譲り受け、会社分割により分離独立し、設立した会社です。
今回は2014年に上場したU-NEXTについてご紹介します。
コンテンツ配信とコミュニケーションネットワーク
(HPより引用)
①コンテンツプラットフォーム事業
「U-NEXT」のブランドで展開するデジタルコンテンツ配信サービスのコンテンツプラットフォーム事業です。定額見放題のビデオ・オン・デマンドサービスを提供し、月額料金を収受するモデルとなっています。旧作が中心の見放題に加え、都度課金で新作・準新作の配信も行っています。
②コミュニケーションネットワーク事業
「U-mobile」の名称で手掛けるMVNO(仮想移動体通信事業者)によるモバイル通信サービスを手掛けるコミュニケーションネットワーク事業です。2014年12月期第3四半期累計(1 ~ 9月)の売上高構成比は、コンテンツプラットフォーム事業が36.1%、コミュニケーションネットワーク事業が63.9%となっています。
もともと課金なしのビジネスモデルだった
コンテンツ配信では、マルチデバイスに対応し、最新作も含めて最大級の8万本のコンテンツ数を見放題の課金制度で提供しています。
もともと2005年に立ち上げた「GyaO」はPC向けの完全無料動画配信サービスで、課金なしの広告収入モデルでしたが、ユーザーが確保できたため、マネタイズ方法を転換したようです。
また、コミュニケーションネットワーク事業では、全国規模の代理店ネットワークを構築し、MVNO市場の拡大に対応してコンテンツ、固定回線、モバイルを一体提供するセットプランで参入しました。今後は格安スマホ市場でトップを目指し、手数料体系見直しによる収益構造を実現しようとしています。
まとめ
USEN時代から培ってきたコンテンツホルダー各社との関わりがあり、多彩なコンテンツと充実のラインナップが強みになっています。
育成に注力している宇野氏。事業戦略だけでなく、今後の組織戦略も注目ですね!
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