アメリカ版マネーの虎、「Shark Tank」という番組に出演しているLori Greiner氏。
Greiner氏のビジネスは、たった一つのアイディアから始まりました。
今回は起業家、投資家として活躍しているGreiner氏についてご紹介します。
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QVCの女王~たった300秒で2000個売上。
Greiner氏のビジネスは、アクセサリー収納ボックスから始まりました。このアイディアを思いつき、借金で試作品を作りアメリカの最大手デパートの一つ、J.C.Pennyに売り込んだところ採用され、大ヒット作品となったことが始まりです。
18ヶ月で世界に広がるビジネスへと成長しました。アメリカで大人気の通販テレビ番組、QVCで番組を担当するようになり、売上は爆発、ある製品はたった300秒で2000個売上げ、The Queen of QVCと呼ばれています。
“商品を見て一瞬で売れるか売れないか判断できる(www.lorigreiner.com抜粋)”
と鋭い着眼点と卓越したビジネスセンスをもつGreiner氏。
自分自身もブランド化し「売れる」自分を作り上げ、QVCでは400以上の商品立ち上げを経験、120以上の特許を取得しています。2012年にShark Tankに出演が決定しました。番組の中で投資と経営参画を決めたScrub Daddyはその後大ヒットとなり、Shark Tank史上最も成功したビジネスと言われています。
徹底したリスク管理が大事
ジュエリー収納ボックスが大ヒットしたあと、Greiner氏が思いついたのは、姿見かがみの中をそのままジュエリーケースにしてしまおうというものでした。ここで大きな問題が発生しました。
今までのようにアメリカ国内生産では、制作コストと売値がほぼ同じになってしまうのです。必然的にコスト削減のため海外生産を迫られたGreiner氏は、コストメリットとリスクを注意深く計算しました。離れた発展途上国の工場では、品質維持リスク、国事情のリスク、法令順守、違法労働の問題、信用問題等、壁は多く存在しているからです。
Greiner氏は当時を振り返り、同様の問題に直面する経営者にこうアドバイスします。
“出張するコストがかけられ、かつ自分の目を信じるのであれば、自分の目で中から外まで隅々まで見に行くべき。そうでなければプロの工場監査へ依頼し徹底的に調べること。(http://www.entrepreneur.com抜粋)”
そうした徹底的なリスク管理の上で当時Greiner氏は海外生産の道を選び、それまで獲得してきた信頼を裏切ることなく、徹底的な品質維持に努力しました。
まとめ
現在では450の製品と120の特許をもち、このリストは今もなお増え続けています。自分をも商品としてブランドする能力、卓越したセールス能力。徹底したリスク管理と寝る間も惜しむハードワークが今のGreiner氏の成功があります。ぜひ参考にしてください。
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