Twitterというサービスを知らない人は少数派だと思います。
全世界で2億人以上もの人が利用し、1日での総ツイート数(Twitter上に文章を投稿すること)は5億にも達すると言われています。
今回はそのTwitterの創業者でもあり、Square創業者でもあるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏について、紹介していきます。

言語障害を持って生まれた天才児

どんな起業家にもそれぞれの「起業家の苦労」というものがあり、それを乗り越えて成功していくものですが、彼にとって最大の困難は生後すぐに訪れました。
ミズーリ州セントルイスで生まれたドーシーには、言語障害がありました。しかし、就学する頃にはその言語障害を克服しています。
克服の背景には、両親の尽力がありました。
彼の両親は幼いドーシーに粘り強くスピーチセラピーを行い、障害克服のために多くの機会を与えました。
Twitterが生まれた背景には、両親の愛があったのです。

Twitterを創業したきっかけ

内気で人前で話すことの苦手なドーシー青年はニューヨーク大学を中退後、24歳で新たな会社を起業しました。
それはウェブ上から宅配便やタクシー、救急車を派遣するサービス会社でした。
緊急性のある救急車等の緊急サービスを派遣するという会社の性質上、「リアルタイムで情報をやりとりする」ということに重きを置いていたその会社は、ドーシーに新たな発想を与えました。
リアルタイム性が高く、どこにいようとも自身の状況を知らせたり相手の状態を把握できるサービス――それがTwitterの原型となる考えだったのです。

Twitter社の起業、そして現在

彼はそこで得たアイディアをいかし、当時テキストメッセージに関心のあったOdeo社に援助を受けながらTwitterのプロトタイプを完成させました。
そして、30歳の時に同社のエヴァン・ウィリアムズと共にTwitter社を設立、2006年7月にサービスを開始しました。
現在、ドーシーはtwitterだけでなくSquareというサービスも創業しています。
Squareはスマートフォンでクレジットカードの決済を行えるようにするサービスです。
使用方法はスクエア型のカード読み取り機をスマホのイヤホンジャックに差し込むだけです。
このサービスによって、クレジットの導入がしづらい個人事業主や、それだけでなく個人間のちょっとしたお金の受け渡しもクレジットカードによって行えるようになったのです。
日本ではTwitterと比べて知名度の低いSquareですが、海外旅行客の支払い決済などに活躍しています。

愛にあふれたサービス「Twitter」

ここまでドーシーの成功への道のりを紹介してきましたが、言語障害児だった彼を成功へと導いたのは両親の尽力によるものです。
彼がインタビューに応じる時も、度々父母の話が引き合いに出されるほど彼は両親のことを愛しており、また両親もドーシーを深く愛しています。
ちなみに家族の愛によって生まれたTwitterで、ドーシーの家族はいつでも近況をリアルタイムでやりとりしているそうです。

まとめ

ドーシーの場合、事業を成長させる過程よりも、言語障害が一番の困難だったのでしょう。
しかし、多くの人は、事業を展開しているプロセスで、様々な困難にぶち当たります。
そこを乗り越えられるかどうかは、周囲の助けが大きく影響するはずです。
「誰を知っているか」「何を知ってるか」のために
「自分が誰を知っているのか」「自分が何を知っているのか」
を発信することが、が事業を成長させるうえで大事なのではないでしょうか。
ぜひ、そういった気持ちを持ちながら、Twitterを利用してみてください。
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