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藤田晋氏が立ち上げたサイバーエージェント
藤田晋氏は、サイバーエージェントの創業者です。サイバーエージェントは設立当初、従業員わずか3人でした。しかし、時代の波を的確に読み、わずか2年で上場を果たします。
怠惰な大学生活を送っていたという藤田晋氏ですが、どのような背景があり、起業するに至ったのでしょうか。
この記事では、藤田晋氏が起業に至った経緯を見ていきます。そして、成功の秘訣も探っていきます。
バンド生活が起業家を意識させた!?
出典:ameblo.jp
藤田晋氏は中学時代からバンド活動に力を入れ、ミュージシャンを夢見ていました。しかし、高校生になると、自分が歌が下手であり、ミュージシャンに向いていないことを悟ります。
そして、自身の目標を切り替えることにしたのです。
「同じ夢を持っている才能ある友人をデビューさせるために、レコード会社をつくると宣言したのです。なら ばビジネスの中心地・東京に行って、経営者を目指さなければ。私が起業家を目指すようになった原点です。」
これが藤田晋氏が起業を初めて意識した時でした。
青学に進学、そして起業!?
出典: www.cyberagent.co.jp
藤田晋氏は高校卒業後青山学院大学経営学部へ進学します。そして、授業の傍ら、ベンチャー広告代理店で営業のアルバイトをしました。その会社は、リクルート出身の方々が立てた会社でした。
そして、10歳ほど年上の人々が自ら起業してビジネスをしているのを肌で感じ、起業が身近になったようです。
出典: college.nikkei.co.jp
「夏の暑い日でも、飛込み営業を1日100件するなど、自分にさぼることを許さず、一所懸命仕事をしました。」
大学を卒業してからは人材派遣会社インテリジェンスに就職します。インテリジェンスに就職してからは、1日も休むことなく、働き続けたということです。そして、1年目で営業成績として、粗利益5000万円を達成します。
そして、1998年には会社を辞め、サイバーエージェントを立ち上げます。
スゴイ会社を作ろう!?
出典: gigazine.net
藤田氏は、サイバーエージェントの設立を決めた当時は、ビジネスモデルがなく、何をやるのかも具体的に決めていませんでした。
あったのは、ただ一心に「スゴイ会社を作ろう」という想いだけです。
何よりも会社作りに興味があった藤田氏は、「スゴイ会社」を作る方法を模索します。「スゴイ会社」にはどんな事業を選び、どんな人材を集め、育成し、組織をどう作るかについて、熱心に考えていたということです。
出典: www.lifehacker.jp
そして藤田氏は、今後成長する分野は何かと考えました。
その結果、当時技術者は多いのにも関わらず、当時まだ営業やマーケティングに長けた人が少なかったインターネット業界を選択しました。
「21世紀を代表する会社を創る」
これがサイバーエージェントの始まりです。
1週間で110時間働く!!
出典: matome.naver.jp
藤田氏は創業時、平日は週5日で朝9時〜夜2時働き、休日は12時間働くと宣言します。
しかし、創業した1998年は、インターネットビジネスは儲からないという認識が蔓延していた時代でした。同業界で注目を浴びていた大きい会社が倒産した直後だったのです。
さらに、新しいインターネット関連の会社が乱立するのですが、なかなか収益が上がらず、インターネットでビジネスをするのは難しいという意見が多く聞かれるようになっていました。
出典: hypno-puresolution.com
そのため、藤田氏は、サイバーエージェント独自のサービスを生み出していくことに決めます。
そして2000年3月には、サイバーエージェントは創業からわずか2年で東証マザーズに上場します。当時、藤田氏は最年少でした。
上場後、インターネットバブルなどの危機に幾度となく直面しますが、藤田氏は信念を貫き、サイバーエージェントを急成長させていきます。
藤田氏が成功できた理由
藤田氏が成功できた理由は、一度決めたことを諦めずに、最後までやり通したからです。
それも、普通の人には理解できない量をこなす。毎日1日飛び込み営業100件をこなし続けることは、普通の人にはなかなかできません。
藤田氏の成功の秘訣は、こういった忍耐力と行動力にあります。
我々も参考にしたいですね!