お金に困っているアスリートの現実
毎年夏は甲子園球児たちの活躍にくぎ付けという方も、今年の夏はオリンピック選手への応援にも忙しかったのではないでしょうか?日本は史上最多のメダルを獲得したリオ・オリンピックは熱狂のうちに閉幕し、いよいよ東京にバトンが渡されました。
才能あるアスリートが活躍するには、途方もない努力や工夫が必要ですが、彼らの練習環境を整えることが何よりも必要不可欠です。今回のオリンピックでも、ナイジェリアのサッカー選手達が資金不足のために出場が危ぶまれていたという報道がありました。
いくら才能があっても、いくら栄光に近づこうとしても、スポーツの世界は時として“お金”が足かせになってしまうことがある、とてつもなくシビアな世界なのです。
そんな資金不足に苦しむアスリートたちを支えるため、クラウドファンディングサービス・RallyMeがスタートしたのです。
才能あふれるCEO・Bill Kerig氏
出典:www.wagnerskis.com
そもそもクラウドファンディングとは、自分の状況やアイデアをアピールすることで、それに賛同してくれる支援者を募ることができるインターネット上のサービスです。日本ではまだまだ数少ないサービスですが、寄付文化が社会に深く根付いている欧米では、すでに盛んに行われており、映画業界や音楽業界を主流に寄付ビジネスが確立されています。
このクラウドファンディングサービスをスポーツ界に適用し、RallyMeを創業したのはBill Kerig氏です。Kerig氏は、3つのIT会社を運営、5つの映画をプロデュース、3冊の本を出版した経験を持つ多彩な人物です。もともとKerig氏は、プロのモーグルスキー選手であり、バーモント州セント・マイケルズ・カレッジの大学生時代には、ホッケーチームのキャプテンとしても活躍したアスリートでもありました。
Kerig氏自身は多く語りませんが、特にウィンタースポーツは競技によっては遠征費用だけでなく、活動資金を集めることが難しい現状となっています。RallyMeは、アスリート出身のKerig氏ならではの、現役時代の苦労や悔しさがべースになっているサービスであることは間違いありません。
RallyMeが目指すモノ
出典:www.utahoutside.com
RallyMeは、全米スキー・スノーボード協会を始めとするスキーチームやスノーボードのクラブとパートナーシップを結んでおり、すでにこのサービスを通じて多くのチームや個人が数千ドル以上の寄付を募って、プロジェクトをスタートさせています。
スポーツは、特に才能溢れる選手たちにとっては、ただプレイして満足するだけのモノではありません。そんなアスリートたちにとっては希望であり、生活が一変するかもしれないほどのゴールが未来に待つ大きい夢なのです。
ただ声援を送るだけでは足りない、リアルで切実な世界が輝かしい表舞台の裏側にあります。私たちの寄付で未来のオリンピアンが育つかもしれない、そんな若きアスリートたちと共に、あなたも一緒に夢を追いかけてみるのはいかがでしょうか?