Webメディアと一言で言っても、近年では様々な種類が出てきています。その中の1つに、「オウンドメディア」というのがありますが、みなさんは耳にしたことがあるでしょうか?
今回は、その「オウンドメディア」に特化し、今更聞けないその意味や、事例から成功のポイントについて見ていきたいと思います。

オウンドメディアとは?

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出典:http://i.huffpost.com/gen/859011/images/o-QUESTIONS-TO-ASK-facebook.jpg
Webサイトやブログなどのソーシャルメディアの普及と多様化に伴い、企業とユーザーのつながりは多種多様になりました。
広告もスペースの制限上、伝えたいことを十分に伝えることがなかなか出来ません。
これをしっかりした説明で補い、信用と広告効果を高めるために各メディアを統合し、相乗的効果を高めようと自社メディアを調整したものです。
あるWebサイトでは、オウンドメディアを「顧客との一方向または双方向による継続的な情報の交換を通じて、企業の売上に寄与する自社制作のメディア」と定義づけています。
オウンドメディアはメール配信など企業側からユーザにアプローチする手段が必要になるため、単なる「自社のサイト」ではなく「自社の会員サイト」を意味します。
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出典:http://www.yuras.co.jp/concept.html
メディアには、「トリプルメディア論」というものが存在し、オウンドメディアはソーシャルメディア、ペイド(広告)メディアとの対比において「自社の所有するメディア」として位置づけられています。
オウンドメディアは、ソーシャルメディアをうまく関連づけることによって、オウンドメディア内のリピート施策を通じた内部循環に加え、ソーシャルメディアに対しては口コミを通じた新規会員獲得へとつながる相互循環の構造をつくります。

メディア同士が相互に関わり合うことによって、さらなる効果が期待できます。

オウンドメディアの事例

オウンドメディアを4つのタイプに分けているサイトがありましたので、紹介します。
そこではオウンドメディアを以下のように分類しています。
・検索型
・ソーシャルメディア型
・ブランド型
・バランス型
出典:http://liskul.com/wm_ownedmsp11-4514

事例①検索型:スキンケア大学(リッチメディア)

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出典:http://www.skincare-univ.com
検索型は、SEO対策により、検索に非常に強いメディアです。
人々が検索しているキーワードは、「悩み」に関するものが多いです。そのため、人々の悩みを解決するための製品サービスを扱っている会社は、この検索型オウンドメディアが有効だと言えます。

その中の1つの例として挙げられるのは、リッチメディアが運営している美容サイト「スキンケア大学」です。量質ともにユーザーから高い評価を得ています。
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出典:http://www.similarweb.com/website/skincare-univ.com#overview
スキンケア大学は83%以上が検索からの流入という結果が出ています。美容や健康に関するお悩みや病名などで検索する人が多いため、SEO対策をすればしっかりと結果が得られます。
SEOによる流入は、効果が出るまで多少時間なりとも時間はかかります。しかし、1度集客経路として確立すると常に流入が見込めるため、対策しておいて損はありません。

事例②ソーシャルメディア型:TABI LABO

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出典:http://tabi-labo.com
ソーシャルメディア型は、Facebookを中心としたSNS経由からの爆発的流入を狙うものです。人の興味を強く惹きつけるような”おもしろ”コンテンツが強いです。
とにかく、記事を読んだ人が「他の人と共有したい」と思えるような価値ある記事を掲載する必要があります。

この1つの例として、2014年2月にスタートしたTABI LABOがあります。
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出典:http://www.similarweb.com/website/tabi-labo.com#overview
TABI LABOは、42%がソーシャルによる流入、次いで25%以上がダイレクトの流入です。
2014年9月に調べられたデータによれば、その時点ではソーシャル流入は72%を超えていました。
しかし、最近Facebookは、ソーシャルによる爆発的流入を目的とした投稿をニュースフィードに表示しにくくさせるような動きを見せており、そういったことも少なからずこの結果に影響していると考えられます。

事例③ブランド型:Coca-Cola Journey(日本コカ・コーラ)

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出典:http://www.cocacola.co.jp
大手のBtoC企業が得意とする、ブランド型。ブランド名や企業名でダイレクトに調べられる必要があるため、すでにブランドとしての地位が確立している必要があります。

この1つの例として、日本コカ・コーラのCoca-Cola Journeyがあります。
やはり、その企業としての知名度の高さが見て取れます。
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また、「コカ・コーラ」というキーワード以外にも「toreta」といった商品名で検索されている場合もあり、展開する商品数が多いこともこのような結果につながっていると言えます。

事例④バランス型:TechCrunch Japan(AOLオンライン・ジャパン)

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出典:http://jp.techcrunch.com
バランス型は、上記で紹介している検索・ソーシャル・ダイレクトでの流入がバランスの良い状態のメディアをいいます。
いきなりバランスのとれたメディアとして確立することを目指すのではなく、まずはどこかに特化して始め、そこから派生していくのが理想です。

この1つの例としては、TechCrunch Japan(AOLオンライン・ジャパン)という、最新のインターネット情報やテクノロジー・スタートアップ情報を提供しているメディアがあります。
2006年から運営されており、日本だけでなく海外の情報にも強いため、スタートアップ業界では特に人気があります。
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出典:http://www.similarweb.com/website/jp.techcrunch.com#overview
この結果からもわかるように、検索は35%以上となっていますが飛び抜けているという訳もなく、バランスがとれていると言って良いと思います。

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