拡がる「見える化」の動き

教える社員
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「部下を正当に評価できているのか…」
「社員たちの能力を把握しきれているのか…」
 
大企業と比較して、社内の身通しが良いと思われがちな中小企業やベンチャー企業。しかし、部下の教育に頭を抱える方は多いと言います。そこで注目したいキーワードが「人材の見える化」です。
 
人材の見える化ができていれば、このような社員の教育に悩む必要もありません。社員を正しく評価し能力を最大限に活かすことは、より強い組織づくりを可能にするのです。
 
そこで今回は「人材の見える化」と、このキーワードが世の中に広がった背景について説明したいと思います。
 

人材の見える化とは

見る
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では、人材の見える化にはどのような意味があるのでしょうか。人材の見える化とは、「社員の能力や組織内での位置づけを可視化する」ということです。
 
社員の能力や社内での位置づけが正しく認識・共有できていれば、おのずと理想の人材像とのギャップが見えてきますよね。そこから自社にあった教育計画を立てることこそが、人材育成計画を立てる第一歩なのです。
 
ビジネス環境の急速な変化により、経営層はより一層、迅速な意思決定が求められています。経営者が社員の現状を正しく認識、評価することは、よい組織づくりや効率的な経営を実現する上で重要なのです。
 
一方で、社員の立場からしても自分は何が優れているのか、能力がどの程度のものなのか自覚を持つことは難しいものです。自分の位置づけや能力レベルが目に見えるようになれば、おのずと今後の課題や目標とすべきところを見つけることもできます。
 

人材の見える化が注目された背景

社内風景
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「見える化」は、従来製造業の現場で使われていた造語でした。しかし、近年では製造業に限らず様々な場え見える化の言葉を耳にするようになりました。では、なぜ人材の見える化が注目されるようになったのでしょうか。
 
それには、世の中の考えが人事管理から人的資源管理へと転換した背景があります。人事管理では、「人=労働力」と捉え、労働者を管理するために採用や賃金、業績評価などは行われるものと考えます。つまり人事と経営戦略の関係性はなかったといえます。かつて、人材は経営において労務管理の対象に過ぎなかったのです。
 
しかし、1980年頃から人的資源管理の考えが誕生します。この背景には、アメリカにおいて製造業の競争力が低迷し、高い生産性や効率化の必要が迫られるようになったことがあります。
 
人的資源管理では、「人=資源」と捉え、”人材の育成や成長も経営における重要な資源である”と考えるようになりました。更に、従来の人事管理から戦略性を加えた考え方として生まれたのです。
 
経営学の教科書にもこの変化は大きく反映されています。人的資源管理へと変化するにつれて、「調達」や「労使関係」に関する内容が薄くなり、その代わり働く「方針」や「戦略」を扱うものが増えたといいます。人事管理と経営戦略の結びつきが強くなったのです。
 

人材の見える化を行うメリット

ノートとペン
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では、人材の見える化を行うことによって、企業は実際どのようなメリットがあるのでしょうか。採用、人材育成、人事評価の3つの視点から見ていきましょう。
 

採用面

人材の見える化を行うことで、組織に適した人材を明確にすることができます。また、入社後の目標を定めやすいので、あやふやであった報酬の軸を公平に定めることができます。
 

人材育成面

次に、早期育成ができるということが挙げられます。社員の能力が可視化できていれば、現在どこに課題があるのかが具体的に分かりますよね。課題の真因を探り、そこから解決策を打ち出せば、的確な方法で人材育成を行うことができます。
 

人事評価面

社員を正当に評価するのは主観ばかりになってしまったりと難しいものです。評価軸があやふやであれば社員はきちんと評価されているのか疑問や不満を抱くことになります。しかし、人材が見える化できていれば、人事評価の軸を定めることもできるのです。評価されるためのプロセスも明確となり、社員のやる気を最大限に導くことへ繋がります。
 

「人材の見える化」から「学習の見える化」へ

紙と人
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人材の見える化の次のステップとして実践したいのが「学習の見える化」です。学びのプロセスを見える化することは、企業の規模に関わらず有効な策となります。
 
例えば半年かけて社員に教育した一つのスキルも、その学習プロセスを見える化することで後輩には3カ月で学習させることができ、残りの3カ月でさらにスキルアップを図ることもできるのです。
 
しかし、学習プロセスを後輩へと引き継いでいくのはなかなか難しいものです。そこでおすすめしたいのが動画やテキストを用いる方法です。社内研修を映像化することで学習の見える化をスムーズに行うことが可能となります。
 
見える化を用いて成果のある人材育成を行いましょう。
 

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