最近、注目を浴びている”シェアリングエコノミー”
そんな中で、軒先のような小さな貸しスペースの検索サービス『軒先.com』を運営する軒先株式会社を立ち上げた西浦明子氏。
大企業に勤めるエリートだった西浦氏が起業に至った経緯について見ていくことで、彼女の魅力を紹介します。
”もったいない”スペースをシェアする『軒先.com』
出典:https://business.nokisaki.com
シェアスペースとはどのようなサービスなのでしょうか?
“一言で言うと、使っていない遊休スペースや土地建物を一日単位の短期で使いたい方と貸し出したい方をマッチングさせるサービスです”
他にもスペースをシェアするためのサービスは世に出ていますが、同サービスには扱う物件に特徴があります。
『軒先』という言葉から連想できる、ちょっと雨宿りができるような畳一枚程度の広さの所まで幅広く扱っているそうです。
似たようなサービスでは、例えば会議をするといったようなことや、大勢で遊ぶという目的で借りる方が多いため、ある程度の広さのスペースが扱われていることが多いです。
しかし、同サービスではそのような小さなスペースに目をつけたところが注目されている理由なのでしょう。
エリートとしてのキャリア
“父は会社員で母は専業主婦という、典型的なサラリーマン家庭で育ちました。
私自身も、大学を卒業したら大企業に勤める以外の選択肢は殆どないように考えていましたから、まさか自分が起業するなんて当時は想像もしていませんでした”
彼女は幼い頃から、中学受験大学受験を経て大企業に入るという未来図が刷り込まれていたと言います。
そのような未来図に向け、留学経験活かすために海外との取引がある会社に就くことを目標として、物流系や銀行などに就職活動をしていました。
そして、最終的には女性が活躍しているソニーに決めたそうです。
その後ソニーを退社し、現オールアバウトの立ち上げに参加しています。
組織の中で働くことを辞めた
出典:http://bb-relife.jp/interview/it-web/1331
“その後、NGOに勤めている時に妊娠していることが分かりました。
出産後は子供との時間を大切にしたいと考えていたので、組織のなかで働くことを辞める決心をしました”
エリートとしてのキャリアを歩んでいた彼女に、転機が訪れました。
このタイミングで組織を離れ、起業という道を考えるようになったというわけです。
そんな彼女が、人生で影響を受けた人とは、誰なのでしょうか?
”夫ですね。主人は若いころから起業をしてきた人です。
彼のキャリアや考え方が無ければ今こうして起業していなかったと思います。
そういう意味でも主人には大きく影響を受けました”
お互いにいい影響を与え合うというのは、夫婦にとって理想の形と言えますね。
今後の日本
”設備投資をせず、エコフレンドリーにデッドスペースを利用していただくだけでも日本の活性化につながると思うんですよね。そういう所で貢献できれば良いなと思います”
彼女の想いは、自社サービスの発展だけにとどまらず、日本全体を視野に入れて活動を続けているようです。
現在の日本では、敷金、礼金、内装工事費などがかかり、起業して店を構えることへの敷居が高いため、そんな状況に困っている人に向けてインフラを提供していきたいと語ります。
女性としての彼女の生き方もそうですが、いち起業家としても大きな魅力を持っている西浦氏。
今後も彼女のように、日本の活性化を目指して活躍する女性起業家が現れることを期待します。
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