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起業家の映画
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、稀代のカリスマたちを描いた本はたくさん出版されていますが、「専門的な話や分厚い伝記は難しい」と感じる方も多いかもしれません。
ですが、そんな方でも映画なら手軽に見ることができるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際の起業家を取り扱った映画を5つご紹介します。
『バトルオブシリコンバレー』(1999年)
出典:www.ost.co
アメリカのテレビドラマ番組のさまざまな業績に与えられる「エミー賞」の夜間番組版である、「プライムタイム・エミー賞」。
その栄えある賞を受賞し、作品自体の評価が高いことでも有名な『バトルオブシリコンバレー』をまずはご紹介します。
この映画では、テクノロジー界における2人の“海賊”といわれている、スティーブ・ジョブズの学生時代からアップル社を解雇されるまでとビル・ゲイツがWindowsを発売するまでが、ドキュメンタリータッチで描かれています。
綿密な取材や構成によって作られており、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツを単なる「ヒーロー」として描くのではなく、彼らの持つ狡さ、横暴さ、強引さをストレートに描いています。
映画を見た後はきっとあなたもシリコンバレーで働いてみたくなる・・・
起業家精神とは何かを学ぶのに最適な作品です。
『ソーシャルネットワーク』(2011年)
Facebook創設を描いたこの映画は、”成功と引き換えに友情を失った”マーク・ザッカーバーグ氏を中心に、「設立から発展へと続く過去」と「証言録取のために宣誓供述を行う訴訟の真っ最中である現在」が交互に描かれる構成でストーリーが進みます。
「輝かしい青春」と「終わりの見えない訴訟」という全く対照的な重さのシーン展開は見ごたえがあり、例えテクノロジー業界に詳しくなくてもぐいぐい引き込まれてしまいます。
SNSは、若者が「つながり」を求める「孤独」の場としても時に揶揄されることもあります。
創設者のマーク・ザッカ―バーグ氏自身が、高みに登っていくにつれ「孤独」になっていく様は、成功の難しさと同時に成功と引き換えに失うものの大きさを描いているように感じられます。
『スティーブジョブズ』(2013年)
スティーブ・ジョブズの伝記をもとに作られた映画で、アップル社の創設からCEO追放、そして華々しく返り咲くまでのストーリーを描いています。
苦楽を共にした同僚や恋人への冷酷な仕打ち、振り回され疲れ果てる部下、その一方で理想を追求し完璧主義者のスティーブ・ジョブズの人生を見事に描き切っています。
この映画で特筆すべきは俳優陣の演技です。そのしぐさや話し方はまさしくスティーブ・ジョブスその人。
現代に暮らすわたし達はスティーブ・ジョブズ亡き後も彼のスピーチや動画を見ることができるので、実際の映像と映画を見比べてみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、2016年2月6日からは「スティーブ・ジョブズ」の新たな映画が公開されます。
世界を変えたカリスマの有名なプレゼンテーションの舞台裏や、父としての素顔に迫った映画となっています。
公開前にもかかわらず、第88回のアカデミー賞ノミネートに始まり、第73回ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞と脚本賞受賞など、ここには挙げきれないほど数々の賞を受賞もしくはノミネートされています。
ぜひみなさんも劇場に足び、注目の映画を体感してみてはいかがでしょうか。
『ココシャネル』(2008年)
出典:matome.naver.jp
孤児院で育ったココ・シャネルが稀代のデザイナーになるまでを、恋愛模様を中心に彼女の光と闇で描いた作品です。
運命の恋を失った代償に、永遠のスタイルを作り出すことに成功した彼女。
19世紀当時の女性に、洋服を通して新たな価値観を与え古い因習から解放することにも貢献しました。
「シャネル」というブランドに興味がなくても、この映画を見ればきっとシャネル・スーツが欲しくなるはずです。
”人は、失敗で強くなるのよ”と語るココ・シャネル。
女性の幸せとは何か、女性が成功するためには何をすべきか...
女性だけではなく、男性にもぜひ見ていただきたい映画です。
また、彼女を題材にした映画は現在4作品あります。
NAVERまとめでは、「シャネルの映画4本を比較してみたよ!」という記事でそれぞれ紹介されていますので、気になる方はそちらもチェックしてください。
いずれの作品も、扱っている時代や表現方法が全く異なっているので、1作品だけを見て満足するのではなく全部を見て比較してみるのもおもしろいでしょう。
『陽はまた昇る』(2002年)
華々しい成功はアメリカだけで起こっているようにも感じますが、もちろん日本にも世界に誇るべき技術を生み出した人物がたくさんいます。
『陽はまた昇る』という映画は、当時パナソニックの子会社でしかなかったビクターによるVHS開発を軸にした物語です。
赤字続きのお荷物部署が当時最大手のソニーに勝つまでを、主役の西田敏行さんと彼を支える渡辺謙さんが演じています。
アメリカのサクセス・ストーリー映画とは違い、この作品が描くのは「人間の泥臭さやあたたかさ」であり、思わずほろりとしてしまうシーンがたくさんあります。
前向きになりたい時、夢を諦めたくない時に見ると間違いなく勇気をもらえる作品です。
最後に
いかがでしたか?
今回ご紹介した映画は、ビジネスに興味がない人でも楽しめる作品ばかりです。
これからスティーブ・ジョブズやIT業界のことを学びたいという人にも、映画なら取り掛かりやすいのではないでしょうか?
仕事で悩んだ時、成功者からチャレンジ精神を学びたい時にもおススメの映画です。