モバイルにて動画の生中継ができる「ツイキャス」。
ツイキャスは若者に人気であるため、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
今回は、そんなツイキャスの生みの親であるモイ株式会社の赤松洋介代表についてまとめました。
事業内容
出典:http://about.moi.st/ja/
モイが運営するツイキャスは、モバイルにフォーカスしたライブ配信サービスです。
スマートフォン1台あれば、いつでもどこでも映像を配信出来るサービスとして24歳以下の若年層を中心にユーザーが拡大しています。サービス開始から約5年で登録ユーザーは1000万人を突破しました。
プロモーションにあたっては、広告などは一切出さず、クチコミによる拡散のみでユーザーを拡大してきました。
また、ツイキャスは日本だけでなく世界中にユーザーがおり、全体の約2割は海外のユーザーです。特にポルトガル語圏での利用が多く、ユーザーの16%がブラジルのユーザーとなっています。
世界でも受け入れられている理由としては、回線が不安定なところでも配信できることが挙げられます。それにより、デモの配信や、Twitterのフォロワーが900万人を誇るブラジルの歌姫Ivete Sangaloのライブ配信にも活用され、現地のメディアや報道でも多数取り上げられるようになりました。
赤松代表の起業の経緯
出典:http://www.find-job.net/connect/moi/
モイの代表取締役である赤松洋介氏は京都大学で数理工学を専攻し、プログラミングをしていました。
大学を卒業してからは、大阪ガスの子会社であるオージス総研に入社した赤松氏。そのアメリカの事務所が拡大したのをきっかけにアメリカにわたり、昼はスタンフォードで勉強して、夕方からはオフィスで仕事をするという生活を送ります。
アメリカから帰国後には、グループウェアの開発、販売、運用を行うサイボウズに入社。サイボウズでの出来事を赤松代表は、以下のように語っています。
”サイボウズに行ってみてベンチャー企業ってすごいなと思いましたね。2000年ごろのことです。
そのころって、まだふつうの人はそうだったと思うんですけど、ベンチャー企業が何かって分かってなかったんですね。「あ、こんな風にして新しいものを作っていくんだ」っていうのが見れて面白かったです。
…(中略)…「ベンチャーすごいな」と。それが私が起業することになったキッカケの1つです”
そんな中、赤松氏が作ったサービスは1日で100万アクセスを突破。その時に多額のお金をかけなくてもマーケティングはできるということに気づき、そのように自分でサービスを広げていきたいと独立を考えるようになったといいます。
そして、当時のサイボウズの代表であった創業者の高須賀宣氏が社長を辞めたのを機に、起業へと動き始めました。
こうして2005年に創業したサイトフィードという会社では売り上げが出なかったため解散し、その後に新しく立ち上げたのがモイ株式会社でした。
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