世界で注目されているモバイル(M)ラーニング


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あなたは、電車に乗っているとき、何をしていますか?スマホをいじっていることも多いのではないでしょうか?

周りを見渡すと、多くの人が同じようにスマホを触っているでしょう。

LINE、ニュース、ブログ、ゲームなど、電車の中でスマホを使ってできることはたくさんあります。スマホはとても優秀なデバイスで、電車上の暇つぶしには最適なデバイスと言えるでしょう。

スティーブ・ジョブズをはじめとする偉大な先人たちに感謝しながら、あなたは今日も暇をつぶします。

さて、ここからが今日の本題です。想像してみてください。

あなたの周りでスマホを触っている全員が、実は、勉強していたとしたら。

あなたの隣に座っている女子高生は英単語アプリで勉強、あなたの前で立っているサラリーマンは中小企業診断士の勉強、
ドア前の中年男性は野菜ソムリエの勉強、まだ新しいスーツを着たあの新人社員は営業のコツを勉強。

「まさか」と思うでしょうか?そんなことがあり得る時代がやってきているのです。

今の例はあくまで想像ですが、もはや机やパソコン、書籍がなければ学習できない時代は終わりました。いま日本、そして世界に来ているその新しい波は「Mラーニング」、またはモバイルラーニングと呼ばれるものです。

いくつかの企業では、すでにモバイルラーニングがの導入を進めています。「万人のための基礎教育」を掲げるユネスコもモバイルラーニングの活用をすすめています。

新たな波に乗り遅れないように、今回はモバイルラーニングについて学習しておきましょう。

モバイル(M)ラーニングとは?


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すでにお分かりかと思いますが、モバイルラーニング(またはMラーニング)とは、スマホやタブレットなどのモバイル機器を活用した学習形態のことです。PCなどの情報機器を使って学習を行うeラーニングの1と考えることもできます。

モバイルラーニングは、いつでもどこでも学習ができるという点が魅力となっています。

今までは暇をつぶすしかなかったような時間でも学習できるのです。英単語アプリや各種資格の勉強アプリなど、やってみたこともあるのではないでしょうか?

手軽に学習を行える点から、企業でも導入が始まっています。身近な企業だと、ローソンやバンダイナムコゲームスが挙げられます。バンダイナムコゲームスでは、内定者に簿記をモバイルラーニングで学んでもらっており、全国平均を上回る合格率を誇っています。

では、モバイルラーニングの性質について詳しく見ていきましょう。

eラーニングと何が違う? 3つの観点で比較


モバイルラーニングが流行りだす前から、eラーニングも広がっていました。eラーニングは情報機器を使った学習形態のことで、また学習過程の管理といった特徴を持っています。

モバイルラーニングがeラーニングに対して、持っている性質とは何でしょうか?ここでは、3つの観点から比較してみたいと思います。

まずはもちろん「媒体」です。モバイルラーニングはスマホやタブレットなどのモバイル機器、eラーニングは主にPCを中心とした学習を指します。

スマホやタブレットはPCと比較して画面が小さく、その面で教材にマイナスの影響があることがあります。

一方、モバイルラーニングは持ち運びが容易なスマホで行えるため、場所が限定されないという利点を持ちます。

次の観点は「時間」です。eラーニングではある程度まとまったコンテンツを相応の時間を掛けて取り組みます。

対して、モバイルラーニングでは、細分化された、短時間で取り組めるコンテンツを中心に構成されています。

これによって、時間の限定もなくしているのです。

最後の観点は「制約」です。先の2つの観点でわかる通り、eラーニングは「場所の限定」「時間の限定」という制約を持ちます。

対して、モバイルラーニングにも制約があります。
デバイスの性質上、選択式の問題が中心となる、動画・音声がPCと比べて活用しにくい、などです。

しかしながら、これらの制約はデバイスの性能が上がっていることにより、少しずつ改善されていっています。

モバイルラーニングのメリット・デメリット

さて、このあたりでモバイルラーニングのメリット・デメリットをまとめておきましょう。

メリットは上の表のとおりです。場所・時間の限定がなくなり、どこでも・いつでも学習が可能になりました。また、すきま時間の有効活用により継続性も高まります。

しかしながら、この「いつでもどこでも」というモバイルラーニングの最大の長所は短所にもなります。

「いつでもどこでもできる」とは、いつ、どこでやるべきなのかが決まっていないということです。

きっちりと時間を取って行う必要のある学習は「スケジュール」に組み込まれます。しかし、モバイルラーニングは「スケジュール」に組み込まれないような小さい単位の学習です。結果、まったく学習が進んでいない、ということもあり得るのです。

このデメリットの対策としては、〆切を区切って、定期的に進捗確認を行う、レポートを提出させるなどがあります。

メリットもデメリットも存在するモバイルラーニングですが、メリットの部分がフィットしているのであれば、利用してみるのも1つの手です。

移り変わる学習メソッド


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昔、紙が高価だった時代には、生徒は石板を使って勉強していたそうです。紙が安くなり、ノートが生まれ、シャーペン、色ペン、パワーポイントと、どんどん学習しやすい環境が整ってきました。

学習の仕方は常に変わっています。生涯学習が普通の今、学習のトレンドには敏感でいたいものです。

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