5月21日、事業者間の取引を最適化するクラウド請求管理サービス「Misoca」を運営するスタンドファーム株式会社は、外資系金融機関元幹部のエンジェル投資家からの約2,000万円の資金調達を発表した。クラウド請求書の管理サービスとして業界No.1の利用実績を有する「Misoca」は、今回の資金は、今後も地方発のスタートアップ企業として請求を中心とした取引全体の実務において新しい価値の確立に充てられる見込み。
ライターの視点
Misocaは事業者間の取引を最適化するクラウド請求管理サービスを提供している。それは簡単に言えば、請求書を簡単に作成し管理できるサービスだ。
シンプルで使いやすく、業務を効率化させる便利機能が数多く備わっている。
特徴として、初めてでもすぐに使えることが挙げられ、月額料金が無料であるにも関わらず無制限に登録先を設定できることが魅力的である。
さらに、Misocaには作業効率も格段にアップする機能が無料で提供されている。
定期的に請求書を発行するユーザーに対して、請求書の自動作成予約をするなどの「業務を飛躍的に効率化する機能」や、多様な会計サービスと連携しているため、「本格的に使いたい人向けの詳細機能」もそろっているようだ。
他にも、「請求済」「入金済」のステータスが管理でき、対応漏れの心配がなかったり、自動で売上レポートが作成されるため、金額を転記する手間が省けるなどのメリットがある。
今回の資金調達の決め手は、Misocaの「安心サポートの徹底」にあると思われる。
Misocaには回収保証が付いており、「初めての取引先がしっかり支払ってくれるか」「いつもより取引金額が多い」「未回収のことで悩みたくない」というユーザーの不安をしっかり解消しているのである。
また、セキュリティー面も徹底しており、金融機関でも採用されている「256bit SSL」で通信を暗号化するとともに、個人情報管理の世界基準「TRUSTe認証」を取得してあるため非常に安全だ。
データのバックアップ機能もついており、顧客からの高い信頼を得られていることが予想される。
Misocaを使えば自社の請求書にクレジットカード決済をつけられるという機能も魅力的であり、決算手段が多様になることで顧客獲得につながる部分も買われているのではないだろうか。
その信頼を武器に、今後どう展開していくのかが注目出来そうだ。
会社概要
スタンドファーム株式会社は「事業者間の取引を最適化する」をミッションにクラウドの見積・納品・請求サービス「Misoca」を運営している。開始より1通からオンラインで郵送できるという点がフリーランスや中小企業を中心に好評を得ており、2015年5月の時点で40,000以上の事業者が登録。「Misoca」は、個人事業主・中小企業の事務作業を大幅に効率化し、社会全体がより生産的な活動に向かうことができるようなインフラ・プラットフォームとしての役割を目指している。
設立は2011年、本社は愛知県名古屋市にあり、代表取締役は豊吉隆一郎氏である。
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