今や、4人に1人が使用しているというコンタクトレンズ。
その中でもジョンソンエンドジョンソンに次ぐシェアを誇る株式会社メニコンが、ついに2015年6月に上場を果たします。
今回はそんなメニコンについてご紹介します。
設立の背景
メニコンの創業は、昭和26年に日本ではじめて創業者の田中恭一氏が角膜コンタクトレンズを開発したのがきっかけです。
現在は、日本のみならず、アジアや北米などにも進出しています。
従業員も1,000名を超える規模までになっており、成熟した会社であるといえます。
事業内容
出典:http://www.menicon.co.jp
主な事業は「コンタクトレンズ事業」です。
メニコンでは、ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、使い捨てコンタクトレンズなどの製造および販売を行っています。
主力製品としては、1日使い捨てコンタクトレンズ「Magic」、瞳を大きく見せるサークルレンズ「2WEEK Menicon Rei」があります。
しかし、コンタクトレンズの製造販売のみを行っているわけではありません。
「動物医療事業」においては、日本初となる動物用コンタクトレンズ、「環境バイオ事業」ではメニコンならではの高品質な肥料や稲わら分解材など、「ライフサイエンス事業」ではサプリメントの研究開発医などを行っています。
最近では、コンタクトレンズ販売におけるティーン層の囲い込みを積極的に行っており、最近では『映画「ビリギャル」×『2WEEK Menicon Rei』タイアップキャンペーン』なども実施していました。
ビジネスモデル
出典:http://www.menicon.co.jp/mels/
メニコンの特徴的な顧客の囲い込み戦略は、「メルスプラン」というシステムです。
メルスプランとは、業界初の月額会員システムで、ユーザーが入会金を払うことで、以後、紛失や度数の変更に合わせたサービスを受けられるというシステムです。
アフターケアがしっかりしているのもあり、会員数は110万人を超えるまでになっています。
まとめ
出典:http://www.menicon.co.jp/company/philosophy/top-message/
以下、代表取締役田中英成氏の挨拶です。
”メニコンは、日本で初めて角膜コンタクトレンズを開発して以来、長年にわたり「コンタクトレンズのパイオニア企業」として業界をリードしてまいりました。
これからも安全で高品質な製品開発を進めるとともに、コンタクトレンズで培った技術と人で、眼科医療分野以外の新規事業にも果敢にチャレンジし、社会に役立つ商品やサービスを世界に提供し続ける「創造型スペシャリスト企業」であり続けることを改めて皆様にお約束致します。
そして次のステージに向けて私たちは、さらなるグローバル企業としての発展を目指し、『人にも動物にも環境にも優しい地球企業でありたい』と考えました。
私たちが開発した技術や英知が地球のすべてに恩返しできることを夢見て新たにエコロジーを視野に入れた活動へ総力を挙げて挑戦したいと考えています”
これからもますます、人の視界が良好になる環境を与えてくれることをメニコンには期待します。
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