12月31日、クラウド型無料マンガ制作ソフト「Cloud Alpaca(クラウドアルパカ)」を展開する、株式会社MediBang(メディバン)は、B Dash Ventures株式会社などから資金調達を行った。調達額は総額2.4億円。調達した資金は、開発費用や事業展開に充てられる見込み。
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ライターの視点
電子書籍の作成・販売サービスを提供しているメディバンが資金調達を行いました。メディバンは、マンガや小説を、インターネットを通じて公開できるプラットフォームで、誰もが無料でマンガを読めたり、小説を投稿したりすることができます。
昨年はマンガボックス(DeNA)やcomico(NHN PlayArt)などの無料でマンガが読めるサイトがCM等で注目されていましたが、今年も続くのでしょうか。メディバンはマンガや小説、イラストを自由に投稿でき、チームを組んで作品を作ることができるという特徴があります。
チーム制作機能などのサービスを通じて、「話は得意だけど絵は…」という人や、「絵は得意だけど話は…」と悩んでいた人々を繋ぎ、これまで埋もれていた多くの才能が発揮される場やツールを提供しているようです。
現在、日本のマンガは世界中で人気があり、日本政府も積極的に日本のコンテンツを発信しています。この仕組みから誕生したマンガが映画化やドラマ化などのメディアミックスを通じ、日本のマンガ文化が世界へ普及することに貢献するとのこと。
マンガの制作チームのネット上で揃ってしまう時代になったのですね。世界規模で展開できる可能性があり、市場性が高いことが大型の調達につながったのではないでしょうか。
「クリエイターの方々に向けた、革新的で利便性の高いサービスを展開するとともに、新たなマンガ制作の形を提案し、マンガ業界の革命に挑戦」していくメディバン。今後の展開に期待しましょう。
会社概要
メディバンは電子書籍の作成・販売サービスを提供している。
電子書籍サイト「MediBang」は売上の100%がクリエイターに還元される仕組みであり、制作だけでなく公開までサポートしている。
設立は2014年1月、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役は高島秀行氏である。
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