源泉徴収とは、給与・報酬などを支払う際にあらかじめ所得税などを差し引いて国などに納付する制度です。主に自営業、個人事業主に対しての支払い金額が対象となります。
報酬を源泉されている人は、確定申告時に還付金を返金してもらえるように記帳しましょう。この還付金を返金してもらうために確定申告すると言ってもいいぐらい大切なことです。
仕事を個人で請け負っている場合、報酬の約10%が差し引かれて(源泉されて)入金されます。平成27年より税額が変更していますのでご注意ください。
国税庁ウェブサイト
先取りされた納税を取り戻す権利をお忘れなく。そのためには、「支払い調書」を入金してくれた取引先に送ってもらわなければなりません。良心的な企業ならこちらから何も言わなくても送ってくれますが、請求しないと送ってくれない企業もあります。
時には、請求しても送ってくれないこともあります。まずは源泉されている取引先に、「申告のために必要なので支払い調書をお送りください」と言う旨のお願いを丁重な文面のメールなどで伝えましょう。
お願いしたのに送ってくれなかった場合は、担当者がうっかり忘れているかもしれないので、何度か連絡してみましょう。
理由付きで「送る必要がない」と回答された場合、その理由が書面ならプリントアウトして、申告時に確定申告書に添付しましょう。心配な方は申告する前にプロに直接相談してみましょう。「確定申告代行サービス」システムがヘルプしてくれます。