みなさん毎日使っているであろう歯ブラシ。
毎日使うものには、硬さや大きさ、色に関するこだわりがあるのではないでしょうか?
以下でご紹介する清水氏は、歯ブラシの製造から販売までを一貫して行うことで、お客さまの幅広い要望に応える柔軟性を持って製品づくりをしています。
今回はファイン株式会社を親から引き継いだ、清水直子氏の魅力に迫ります。
要望に迅速に柔軟に応える
“自社工場を持っている、というところが大きいと思います。
とにかくうちはフットワークが軽いので、とりあえずすぐに試作品をつくって、お客さまのご要望を聞きながら、完成させていく、っていうのがOEMとかでは多いですね”
フットワークの軽さは、非常に大切なものです。
お客様が本当に求めているものを提供するために、一貫して製造から販売までを行っているのです。
不安を安心に、不便を便利に
“吸引歯ブラシを介護用ではメインで出しているのですけれども、吸引力が強いので、歯磨きをされる側もする側も時間が短くて済むんですよね”
清水氏は、吸引力の強い介護用歯ブラシは、歯磨きをしている時の誤嚥(ごえん)の危険性も減少させることができる、と語ります。
また、子ども向けに、持ち手の柄の部分が丸い輪っかになっている、リング歯ブラシもあります。これは実際に園児たちの反応を見て、開発したものだそうです。
歯磨きを始めたばかりの子どもも、楽しんで歯磨き習慣を身に着けられます。
家業を継ぐということ
“後継者の方皆さんやっぱり思われると思うんですけど、「なんてのんびりした会社なんだ」と思って。…(中略)…
ちょっとナメてかかっちゃうんですね、自分の会社を。そんなのがやっぱりつまらなかったかな、最初は。
でも、つまらなかったり緊張感がなかったのはある意味会社のことを以外と知っているんですよね”
幼い頃から常に親の仕事に触れてきた彼女は、気づけばお客様の情報などが蓄積されているという状態になっていたそうです。
そのため、社内の様子を見てつまらないと思うようになったのかもしれません。
父が他界したのをきっかけに自分が嫌々継ぐ形になってしまったのですが、姉との会話をきっかけに生き方への意識が変わり、楽しんで仕事ができるようになったそうです。
これは、親が経営者という立場でしかわからないことかもしれませんが、女性の一つの生き方として、学びにしていきましょう。
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