イーロン・マスク氏は、南アフリカ共和国出身のアメリカの起業家であり、スペースX社の共同設立者およびCEOです。
電気自動車の会社テスラモーターズのCEOでもあります。
幼少期から独学でプログラミングを学び、非常に難しいと言われているアメリカでの上場を2社成功させた天才起業家です。
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そんな世界が誇る天才が、2016年6月1日のテクノロジーイベント「コードカンファレンス」で「2025年までに火星への有人飛行・着陸をする」と発言したことは記憶に新しいでしょう。
マスク氏は未来の予測をするのが得意で(もはや趣味かもしれません)、その発言一つ一つがニュースやコラム記事になるほど注目されています。
そこで今回はマスク氏の予言をまとめてみました。
どれも100%実現不可能と言い切れないのが面白いポイントです。
Contents
イーロン・マスクの予言集
①「自動車業界は、10年以内に1回の充電で500マイル(約850km)の距離を走れるEV(電気自動車)を実現させるだろう」
出典:hrnabi.com
マスク氏は”バロンズ・インベストメント・カンファレンス”というイベントに登壇した際このように述べたと言います。
マスク氏は、電気自動車のエネルギー源であるリチウムイオン・バッテリーは、ここ20年間で、平均して年におよそ7%ずつ価格が低下しており、それが毎年続くと仮定すると、2025年までに1kWhあたり100ドル以下になるというのは決して非現実的ではないと言います。
今現在自動車メーカが提供している、250マイル(約402km)が走行可能なバッテリーパックと同じコストで、2025年には500マイル(約805km)を走ることのできるEVを生産できるとマスク氏は主張しています。
②「火星を暖めるには?核兵器で爆撃すればいいんじゃないですかね?」
出典:yurukuyaru.com
考えることが人類の斜め上を行くマスク氏。
次はあるテレビ番組で司会者に質問された時の冗談交じりとも言える発言です。
そんなまさか、と思いますが、マスク氏はジョークではなくしっかりとした計画を打ち立てていました。
「イーロン・マスク「火星を爆破する」発言はジョークじゃなかった?」(gizmodo.jp, 2015.10.06 )
人工太陽を、核融合爆発により火星上の両極に作り出し、大量のドライアイスを溶かしてCO2を待機中に放出させようと考えているのです。
やはり自称マッドサイエンティストというだけあって、考えることが常人を超えています。
③「私たちは第三次世界大戦が発生する可能性があることを認識する必要があります。そして、もし第三次世界大戦が発生したなら、これはもう過去に起きたどんなことより悪い」
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第三次世界大戦の被害を危惧した発言ですが、マスク氏は人類の存亡よりも第三次世界大戦による火星への移住計画の遅れを一番心配しているそうです。
④「ロボットは5年以内に人を殺すようになるかもしれない」
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これはマスク氏だけでなく、天才物理学者スティーブン・ホーキング博士も指摘しているものです。
人工知能の急速的な発達は、あの有名な映画「ターミネーター」の世界を実現してしまうのでしょうか。
イーロン・マスクが考えている未来
マスク氏が主張する未来予想図は、どれも突飛のように聞こえます。
しかし全く不可能ではなく、実際に計算されていることからも、私たちに「ありそう」と思わせ、好奇心を刺激します。
彼が語る未来の中に新しいビジネスのタネが隠れていると考えてみると面白い発見があるかもしれません。
人のやっていることがロボットに置き換わり、失われる職業があるのと同様に、ロボットに置き換わったからこそ生まれる仕事があるのです。