「コミットする」という言葉、聞いたことありますか?

お茶の間に強烈なインパクトを残している「RIZAP(ライザップ)」のCM。
その中に出てくる「結果にコミットする」という言葉は、多くの人々の印象に残り、その影響は2015年の流行語大賞にノミネートされるほどでした。
一躍有名となった「コミットする」という言葉ですが、実はビジネスでよく使われる言葉だということをご存知でしたか?

「コミットする」の意味は?

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出典:leaderswhocare.com
Commit(コミット)とは、直訳すると
「(責任を伴った)約束をする」「(責任をもって)引き受ける」という意味の動詞と、
「誓約」「公約」を意味する名詞「Commitment(コミットメント)」を略した言葉になります。

ビジネスシーンでは「コミットする」というふうに使われています。
ここでは「(責任を伴った)約束をします」「(目標を達成するための)決意表明」といったような力強い意味で使用することが多いです。
単なる約束の意味であるPromise(プロミス)よりも「責任」というニュアンスが強いと言えるでしょう。

ちなみにライザップの「結果にコミットする」というフレーズは「結果を出すことを(責任をもって)約束します」という意味を表しています。「コミットすることで、必ず結果を出しますよ」ということを宣言していると言えます。

”コミットしている人”と”コミットしていない人”の差は?

コミットしている人としていない人の間では、その行動の成果物に明らかな違いが出てきます。
そこで、以下でまとめている”コミットしている人”と”コミットしていない人”の特徴から、そのイメージをつかみ、ぜひ実行に移してみてください。
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ご覧の通り、コミットしている人としていない人の特徴は全く逆です。こういう人は、一緒に働いても楽しくないですし、協力して結果を出すことも難しいでしょう。
コミットしている人の特徴をまとめると、やる気にみなぎり、他人のモチベーションを下げることなく、スピード感を意識して仕事をする人だと言えます。
みなさんは、この表にあるようにコミットできそうですか?

 仕事にフルコミットして結果を出した起業家たち

成功した起業家たちは、どのように仕事にコミットしてきたのでしょうか?
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出典:www.digitaltrends.com
スペースXやテスラ・モーターズのCEO、イーロン・マスク氏は会社を始めた時アパートを借りずオフィスを借り、そこで寝泊まりしていたそうです。
夜はソファーで寝て、シャワーは近くの教会で借り、ひたすらコンピュータに向かってコーディングをしていました。起きている時間の全てを仕事に費やしたとも言われています。

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出典:yourstory.com
シリコンバレーの起業家養成スクール「Y Combinator」の創業者、ポール・グレアム氏は、仕事をし過ぎて1995年から1998年の記憶がないそうです。
「ほとんど24時間コンピュータの前に釘付けになっていて人間の生活ではなかった。まるで火星に住んでいるようだった」とも話しています。

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出典:u-note.me
ここまではコミットしたことで成功をおさめた海外の起業家を紹介しましたが、日本の起業家も負けていません。
Amebaでお馴染みサイバーエージェントの藤田晋氏は、起業家として成功するために週に110時間働くことを目標に掲げていました。ちなみに週110時間というのは、9時に出社し深夜2時まで仕事をするということです。
それを平日5日間行い、土日は12時間ずつ働くと合計110時間になります。
経営者自らがそれを実践してコミットすることによって、そこに強い求心力が生まれると言えるでしょう。

「コミットしている人」を目指しましょう

いかがでしたか?
偉大なる起業家はやはり仕事に対し、コミットメントも人一倍行っているということがわかりました。
たった一度の人生、時間は誰にとっても平等です。
限られた時間を大切に使うためにも、仕事にかぎらず、たったひとつでも何かにコミットして生きていくということが実りある人生につながっていくのではないでしょうか。

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