2015年6月15日、ITを活用した学習サービスを提供しているアルクテラス株式会社は、スターティア株式会社、BonAngels Venture Partners, Inc.、株式会社電通デジタル・ホールディングスが運用する電通デジタル投資事業有限責任組合から総額1.3億円の資金調達を実施した。調達した資金は、グローバル展開と機能強化を加速させることに充てられる見込み。
ライターの視点
出典:http://www.arcterus.com/caiz/info.html
アルクテラスは、Adaptive Learningの理論に基づき、ITを活用した学習サービスを提供している。
アルクテラスが提供している学習アプリ「Clear」を使えば、学生が自分の作った手書きノートを公開したり、自分の学習している分野の多様なノートを使って学ぶことが可能だ。
ユーザーに対し、楽しくかつ効果的に学べる体験を提供し、現在では全国50万人を超える中高生から支持を集めている。
出典:http://www.arcterus.com/caiz/info.html
アルクテラスはそれ以外にも、教師が利用できるアプリ「カイズ」の提供も行っている。
学習塾の講師は、「カイズ」を使って生徒の学習スタイルを分析・把握し、その学習スタイルに合わせた指導ツールと教材を提供できる。
こうすることで、生徒一人ひとりの個性に合わせた教育方法を提示し、自身と意欲を引き出すことが可能になるのだ。
今回の資金調達の決め手は、アルクテラスが学生や教師のニーズに的確に応えたことにある。
従来は、お金がかかる教育サービスといえばほとんどが塾や通信添削であり、親のニーズに応えるものばかりだった。
その点アルクテラスの提供するアプリは学生と教師のニーズに答えたサービスとなっており、新しいユーザーの開拓に成功したのである。
誰もが感じていたであろう「他人のノート術を知りたい」というニーズに応えたのが「Clear」なのだ。
クラウドの力を借り、学生と教師のニーズに答えたアルクテラスの戦略は先駆的であり、これからも利用者は拡大し続けるであろう。
会社概要
アルクテラス株式会社は『すべての学習者に最適化された学習体験を』という合言葉の下、ソーシャルネットワークの力、ビッグデータを扱うテクノロジー、Adaptive Learningの理論と知見を活用して、一人ひとりの可能性を拓く学習サービスを提供している。
設立は2010年、本社は東京都世田谷区にあり、代表取締役は新井豪一郎氏である。
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