ショッピングモールスマホアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」を運営するグランドデザイン株式会社は、株式会社アイスタイル、株式会社アドウェイズ、トランスコスモス株式会社、株式会社ベクトル、株式会社リアル ワールド、みずほキャピタル株式会社から総額約2.3億円の資金調達を実施した。また、ASEANへの事業展開に伴い、トランスコスモス株式会社と資本・業務提 携を締結した。調達した資金は「Gotcha!mall」ユーザーの獲得、運営体制の強化、新機能追加に伴うシステム開発、海外展開などによる「Gotcha!mall」事業拡大に充てられる見込み。

ライターの視点

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出典:http://www.gd-c.com/pdf/Gotcha!mall_Press_150626_1.pdf
 

「Gotcha!mall」とは、日本上陸50周年、約50ヶ国で利用されている「カプセルトイ(小型自動販売機)」の世界観を、スマホ上に再現した全く新しいデジタルモールである。
企業は「Gotcha!mall」内へ出店し、カプセルトイによるゲーミフィケーションを活用したプロモーション・販促施策を実施できる。
グランドデザインは、このカプセルトイの仕掛けを企業のマーケティングへ本格的に持ち込み、消費者のショッピングに〝ワクワク感〟を提供しながら、「店舗・EC送客⇒購入⇒囲い込み」のプロセス上にある様々な課題を解決している。
 
今現在での出店企業例は以下の通り。
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出典:http://www.gd-c.com/pdf/Gotcha!mall_Press_150626_1.pdf

株式会社オスカープロモーション、株式会社キタムラ、株式会社セブン&アイ・フードシステムズなど、今後も続々と出店予定である。
 
今回の調達の決め手は、ゲーミフィケーションを使用した今までにないプロモーションに着手した点だと考える。
グランドデザインは「Gotcha!mall」が提供する価値として、見込み客に対する関与度(接触頻度)向上や能動性による高いコンバージョン、ブランディング×インセンティブによる低関心層への動機付けなどを挙げている。

一方的に配信されるクーポンの強引さに対するネガティブイメージとは逆に、消費者自身が楽しむことができるため、販促効果も高くなるという。

 
この「Gotcha!mall」はビジネスモデル特許および商標登録済みであり、日本で唯一無二の販促施策であるという強みが今後生かされてくるであろう。
現在はアプリの機動性に関してネガティブな口コミが多いが、今回調達した資金でシステムを改善し、より多くの人が楽しめるサービスとしていく。
グランドデザインの挑戦は、クーポンの概念を変えることができるのか、今後の展開に注目が高まる。

会社概要
グランドデザイン株式会社は、オムニチャネル領域を中心に、新たなサービス・市場の創出やイノベーションを起こす会社である。主な事業として、ショッピングモールスマホアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」の運営を行っている。
設立は2014年11月18日、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役社長は小川和也氏である。
 
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