7月11日、電子公告の株式会社ABEJA(以下、アベジャ)は、さくらインターネット等より資金調達を実施した。既存投資家の株式会社インスパイア・インベストメントに加え、さくらインターネット株式会社や株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、みずほキャピタル株式会社、アーキタイプベンチャーズ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社が新たに引受先となった。調達した資金は開発人材の獲得やマーケティング活動の強化に充てられる見込み。
アベジャは画像解析技術と機械学習を活用したビジネスプロデュース事業を展開する。例えば同社は新しい広告システムとしてフキダシステムというものを提供している。このシステムを使えばセンサーによって人の位置を認知し、歩行者一人一人に広告を打つことができる。すでにアサヒ飲料や日本テレビで導入実績がある。設立は2012年9月、本社は東京都港区の南麻布にあり、代表取締役は岡田陽介氏である。
「イノベーションで世界を変える」を理念とし、テクノロジーを駆使したサービスを展開するアベジャ。広告と言えば4大既存メディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)が低迷し、インターネット広告の伸び率が注目されているが、フキダシステムのような新しいスタイルも今後普及するのかもしれない。ぜひ動向に注目したい。
●株式会社ABEJA/プレス・リリース