6月5日、オフィス向け"ぷち社食サービス"「オフィスおかん」を運営する株式会社おかんは、サイバーエージェントベンチャーズとオイシックスを引受先とする資金調達に成功した。同時にオイシックスと資本提携を締結した。
株式会社おかんは"ぷち社食サービス"の「オフィスおかん」と無添加惣菜の定期仕送りサービスの「おかん」を展開している。同社は忙しい人や体調面で制限のある人に、笑顔で健康的に働くことができるような環境作りを目指している。会社の設立は2012年12月、本社は東京都渋谷区の代々木にあり、代表取締役は沢木恵太氏。
近年、新しいB to E(Business to Emploee)サービスが多くリリースされている。例えばbento.jpというサービスを利用すれば、日替わりのお弁当を20分でオフィスまで運んでくれる。現在、このサービスは東京都渋谷区限定だが、配達込みで800円という安さで渋谷界隈では人気だという。
「オフィスおかん」も会社員の昼食に注目し、従来の社食より健康的で低コストな食事を提供する。具体的には、社内に専用のボックスを設置し、月額基本料金は導入企業負担が従業員1人につき200円、従業員は商品1つにつき100円(または200円)を負担する。スタッフが定期的に中身を補充し、社員はコンビニ等にいく手間も少なくなる。種類が少ないなどの問題があるかもしれないが、社内に食堂を用意するよりも圧倒的に低コストであることに違いはない。
飲食は日々の生活に必要不可欠なので、ニーズが尽きることはない。しかし、競合がたくさんいることも事実であり、社食のコンセプトを「おかんの食事」と捉え、健康でおいしい食事を提供している点は大変興味深い。新しい社食の提案は広く浸透するのだろうか。注目してほしい。
●株式会社おかん/プレス・リリース