5月27日、コンテンツ管理システム「Drupal」のプラットフォームであるAcquiaは総額50億円の資金調達に成功した。引受先はNew Enterprise AssociatesとNorth Bridge Venture Partners、Sigma Partners、Investor Growth Capital、Tenaya Capital、Split Rock Partnersの計6社。
DrupalはPHPで記述されたオープンソースとして開発されたコンテンツ管理システムである。個人のブログや企業のコーポレートサイトまで利用することができ、AcquiaはDrupaiに関する付加価値サービスを登録制で提供している。設立は2007年、本社はアメリカのマサチューセッツ州バリントンにあり、CEOはトーマス・エリクソン氏(Thomas Erickson)。
Acquiaの登録ユーザー数は順調に伸び、今回の資金調達で営業やマーケティングの拡大を図るとみられる。今回50億円の資金を複数社から調達できた要因は何だったのであろうか。1つの要因としてCEOの成功体験があると思われる。エリクソン氏はSystinet CorporationのCEOであり、同社をIT管理ソフトウェアベンダーであるMercury Interactive に売却している。
今回のAcquiaの資金調達は、ビジネスパーソンとしての経験やネットワークをうまく資金調達に活かした事例と言えるのではないだろうか。今後の資金調達ニュースでも経営者の経歴に注目して紹介しようと思う。
●Acquia, Inc./プレス・リリース

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